国民宿舎さんべ荘(大田市)の「穴子天そば」

島根県大田市の宿泊施設「国民宿舎さんべ荘」にて、スタッフお手製の蕎麦を、大田市特産のアナゴなどを用いた天ぷらとともにいただいておりました。記事公開時点においては1,600円となっているそうです(実際に食べたときよりも少々値上がりしています)。

蕎麦の製法そのものは「出雲そば」と同等と思われます。見た目は普通のかけそばですが、出汁の味が濃いめなのも出雲近辺の蕎麦の特徴ですね。

何よりもまず、自然豊かな山間の中でいただける手打ち蕎麦というのは、やはり贅沢そのものでございますね。アナゴも口の中でよく弾んでおり、本当に美味しかったです。

実は、こちらのお店のお蕎麦、プロ棋士の中でも指折りの実力者である渡辺明名人(棋王)が、以前対局のために同施設にお越しになったときに好んで召し上がっていたものなのだそうです。昨年の将棋タイトル戦の対局時には、滞在中の4日間、毎日食べていたほどでございます。

しかも、対局後には蕎麦打ち体験までやっていたそうで、その様子の写真も館内レストラン前に掲示されていました(以下の通り、スポーツニッポンの記事にもなっています)。

今年については、皆様もご存じの通り、藤井聡太五冠の4連勝にて王将戦が終了してしまい、「さんべ荘」での王将戦第六局の対局は実現しませんでした。そのため、渡辺名人のご来訪も叶いませんでした。氏には、またいつかお越しになっていただける日が来ることをお祈りするばかりです。

一方で、施設の入口においては、祝賀イベントのために藤井聡太五冠がお越しになったことが窺える看板が掲示されていました。このお方にも、また島根にお越しになることを願いたいものですね。

国民宿舎さんべ荘(大田市) 正面入口付近の様子

ともあれ、今回もごちそうさまでした。そして、良いものを拝見できて本当に良かったです。また近いうちに、更なるご縁がありますように。

島根県大田市の宿泊施設「国民宿舎さんべ荘」の詳しい情報は以下からどうぞ。

参考記事(外部)

参考動画(Youtube)