食べたいと思うのであれば、食べられるうちにどうぞ。
はじめに
島根で「ミスタービーフ」と言えば、松江駅南口から歩いて10分もかからない場所に位置している老舗のステーキハウスですね。島根和牛のフィレやシャトーブリアンを用いた絶品ステーキを提供している店として、多くの方々に親しまれていたようです。
しかし、昨今のコロナ禍の影響を強く受けてか、この店も閉店することが既に決まっているようです。ただ、具体的にいつ閉店するのか、「Xデー」が未だに決まっていない様子で、昨年の春頃からずっと「40有余年の感謝を込めて」なる紙(上記写真)がずっと貼り出されています。
店の方の話によれば、仕入れ業者の都合で突発的に大量に在庫が発生することがあるそうで、そのことがスケジュールの決まらない要因になっているとのこと。小さい店舗ならではの悩みと言えなくもありません。
何であれ、絶品のステーキを今なおいただけるのであれば嬉しいことですし、食べられる機会はそうそうないでしょうから、余裕があれば足を運んでおくに越したことはありませんね。
現在の提供部位はシャトーブリアンのみ
「閉店告知」以前は低級のフィレ肉も販売していましたが、「ミスタービーフ」で今現在いただけるのは「シャトーブリアン」のみ。「フィレ」の中でも最高品質の部位として、愛好家に広く知られているものだそうです。
従来は100gあたり10,000円(税抜)とかなりの高額でしたが、現在は半額の100gあたり5,000円となっています。最高級部位というだけあってかなりのお値段ですが、これでも安い方です。焼き加減の指定ももちろん可能ですが、私は普通にミディアムでいただいておりました。
また、セットでサラダが付いてくる他、昼営業中はライスまたはパンが無料となっています。
実際に食べてみた感想
とんでもなく絶品です。その一言に尽きます。一度奮発してでも食べに行く方が絶対に良いです。
このお店のステーキをいただいてしまったら、冗談ではなく、低価格帯のステーキをいただくだけでは満足できなくなってしまいます。本当に閉店してしまったら実にもったいない話で、シャレになりません。
さすがに東京の高級店にて出されていたのに次ぐレベルと謳われていただけのことはあります(ただし東京の当該店舗の方は2018年に閉店済みとのこと)。
また、どことなくレトロで落ち着いた内装でもあり、もともと席数も少ないので、落ち着いて味わえると思います。実際に訪れる際には、思う存分、和牛ならではの質の良さを堪能してくださいね。
ともあれ、一日でも長くこの店が続きますように、今後のご多幸を陰ながらお祈り申し上げます。
店舗情報
公式情報
島根県松江市のステーキ店「ミスタービーフ」の詳しい情報は以下よりどうぞ。
地図情報(Google Map)
「○○」周辺の地図情報は以下よりご覧いただけます。
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追記(2021/05/03)
公開以来、当記事に多くのアクセスをいただきまして本当に恐縮です。それだけご関心の強い話題であることは容易に想像できます。
肝心のお店の方ですが、まだ閉まっていません。以下の写真の通り、東京における緊急事態宣言(新型コロナウイルス関連)が出ているために営業を続けている、との告知が出されています。
すでにご存じの通り、東京や大阪においては、第三波や第四波の影響もあって収束の目処が未だに立っておりません。なので、お店の方が事前に白旗を上げるのでもない限り、当分は松江での営業が続くことになりそうです。嬉しさ半分、悲しさ半分というところでしょうか。
ともあれ、食べられるうちにもう一度か二度くらいは足を運んでおきたいものです。
さらに追記(2023/11/23)
- 松江の人気ステーキ店が閉店を決意 40年の「恩返し」で続ける粋なサービスとは…11月29日は「いい肉の日」(Sデジオリジナル記事) | 山陰中央新報デジタル(2021年11月29日 付)
- https://www.instagram.com/p/CtGm0nxLbru/(店主療養につき休業する旨の告知投稿、2023年6月5日 付)
一度は上の記事の通り完全閉店を決意されたようですが、その後も営業は続いております。ただし、公式Instagramにて公開されている通り、2023年6月ごろから休業中の状況が続いているようです。
何であれ店舗が残っていることは嬉しいですが、結構なお年ですし、今後店が続くかどうかは不透明というところでしょう。それでも、もう一度、あの美味しいステーキをいただける機会に恵まれると良いのですけれどもね。