先月某日、通勤特急「らくラクはりま」に再度乗車する機会があったので、そのことについて書いてみることとした。
列車の概要や前回の乗車記録については以下の記事を参考にされたい。
車内・座席の様子
今回は指定席ではなく自由席に乗車した。しかし、それでも車内は終始ガラガラで、空席が目立っていた印象が強い。 途中で乗ってくる人も、本当に片手で数えられる程度だった。おかげで(?)最前列の広いスペースを終始独占できてしまった。
この特急には自由席車両が2両あったので、大阪駅で下車するときにもう一方を覗いてみたのだが、やはり空席が目立っていて、余裕で着席できる状態にあった。
なぜ空席が多いのか
鳴り物入りで導入されたにもかかわらず、どうしてこんなに車内がスカスカなのか考えてみると、だいたい以下のようなことが容易に思い浮かぶ。
- 特急料金の要らない「新快速」の存在があまりにも大きい
- 東端が中途半端。京都駅あたりまで走っていたら結果は違ったかも知れない
- 車内設備も通勤用としては中途半端。コンセントが全ての席で利用できる「新快速Aシート」の方がはるかに上
- 姫路駅を6時21分に発車する、という時間設定もよろしくないと思う。もう少し遅ければ乗客も増えたかも知れない
などなど、色々考えられるが、結局のところ、「新快速」を代替するほどのものではなかった、というところに行き着く。要するに「新快速」以上の魅力が「らくラクはりま」にはないのだ。
解決策(試案)
やはり、前回も述べたように、「新快速」充当列車に順次「Aシート」改造車を連結するようにしていく方がもっとも得策であるように思う。
新たに271系が充てがわれることになっている「関空特急はるか」同様、新型車両を「らくラクはりま」に充当するという手もあるにはあるが、費用対効果の面では全然よろしくないので、現実的ではない。
いずれにしても、せめて車内設備を「びわこエクスプレス」並にすれば少々マシになるとは思うのだが、運用的に681系や683系を回すのは難しいのだろうか。