里見香奈女流五冠、昨年に続いてのNHK杯戦に登場ということでどうなるかと思いましたが、今回は勝利を収め、二回戦に進出いたしました。おめでとうございます。
里見女流五冠は、一時は船江六段の厳しい攻めに押されて劣勢に追い込まれていました。しかし、粘りの手を差し続けた結果、船江六段の方にミスが出て、里見女流五冠が見事に逆転勝ちを収めることができました。終盤一気の攻め込みで勝利を得る様は「出雲の稲妻」にふさわしいと言えますね。
全体として、早指し棋戦ならではの見応えたっぷりの一局でした。一手指されるごとに優劣が揺れ動く様はスリリングたっぷりで良いですね。一時は優勢だった船江六段に判断ミスが出てしまったのも、30秒将棋だからこそ、というところでしょう。本当に一寸先は闇ですね。
なお、里見女流五冠がNHK杯戦で勝ち星をあげたのは2019年の1回戦以来だそうです。およそ4年ぶりの勝利ということで縁起も良いですし、行けるところまで行ってほしいと思います。ひとまずは次の対局に期待したいところですね。
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