出雲市役所からゆめタウン方面へ歩いて5分程度のところに、今回行き着いた店がある。築120年の蔵を改装したという居酒屋「舟島屋」だ。
この店はもともと夜間帯のみの営業だったのだが、今年4月より、火曜日から金曜日までの限定で、お昼の営業も始めた。この際、居酒屋にありがちな和定食ではなく、特製ラーメンを出すというところから、一躍話題となったようだ。
ランチメニューは以下のような感じ。一品物はほんのわずかで、ラーメン、つけ麺が大きく載っている。
その中から、今回は「熟成味噌ラーメン」と「追い飯」を注文した。
まず、麺は普通の中太麺で、取り立てて書くべきことはない。チャーシューはほどほどの柔らかさだ。
特筆したいのはスープである。味噌であるにもかかわらずこってり感がなく、風味を残しながらもあっさりとした味わいを楽しむことができる。かなり質の高いスープで、白ごはんとの相性も抜群に良い(なお、「追い飯」についてくる温泉玉子もなかなかのものだ)。
良い意味で居酒屋らしからぬ、本格的なラーメンを味わえることができるというのは、結構な幸せというものだ。締めの一杯にするには勿体ない。
このラーメン、提供時間が平日の昼間帯のみということもあって、平日に休みがとれる状況でなければ行くのが難しいだろうけれども、機会があれば絶対に立ち寄っておきたいスポットの一つとは言えるかもしれない。