35年以上もの長きにわたる活躍にも、とうとうピリオドが打たれる時が。
リリースにて明らかになった201系電車の先行き
今月19日付でJR西日本から発表されたリリースによれば、JR京都線やJR神戸線等において、2023年度までにJR西日本225系電車が順次追加で投入されるという。
それに伴い、同路線を走っているJR西日本221系電車は、おおさか東線や大和路線へと順次転用されることになり、かねてからおおさか東線や大和路線で運用されていた国鉄201系電車の運用は廃止される運びとなったようである。
この決定により、国鉄201系電車の運用が全て終了されることとなる。
201系という一時代に終止符
国鉄201系電車の今後の具体的な見通し(引退予定日、「さよなら運転」の実施予定、廃車の有無、譲渡先など)は分かっていない。それでも、大阪環状線や大和路線を中心に、関西圏の国鉄およびJR西日本を牽引してきた同電車の引退が決まったというだけでも、一線が出来上がってしまったような気がしてならない。
今や大阪環状線の各停はオレンジ一色ではなくなっているのが当たり前になっているし、これからはおおさか東線や大和路線の各停も黄緑一色ではなくなるのは目に見えている(まさか221系の車体で201系と同等の塗装は考えられない)。
サービス向上や環境負荷への対応から、新車に置き換えられるのは時代の流れである、とは言え、ちょっと寂しいものがあるのも確かだ。
近いうちに京都鉄道博物館での記念展示の告知などもあるだろうから、2023年度をめどに完全にお別れ、ということにはならないと思っている。けれども、路線を走る最後の勇姿くらいは、しっかりとこの目で見守りたいところだ。