先日、イオンモール出雲の付近に足を運んだ際、とある喫茶店に目が留まり、とりあえず足を運んでみることとした。二十数年は続いているというコーヒーの名店「ふじひろ珈琲」である。
当初はコーヒー1杯だけ頼んで出ようかと思っていたのだが、店内のレトロでお洒落な内装にも惹かれてしまい、結局2時間ほどの長居となった。コーヒーは結果的に2杯頼むこととなり、おまけにケーキまでごちそうになったが、古き良き喫茶店を贅沢に味わうことができたので、よしとしておく。
いつかはこういうところに人を連れて小一時間喋りこんでみたいものだ(なかなかそういう機会がないというのが辛いところではある)。
ブレンドコーヒー
まずはこのブレンドコーヒーを注文。
匂いは少々強めで濃さもなかなか。ただ、酸味、苦味はあるものの幾分抑えられており、割とすっきりとした味わいに仕上がっている。付属のクラッカーとの相性もなかなか良い。
アイスコーヒー
1時間ほど経った後に、こちらのアイスコーヒーを以下のケーキと一緒に頼んでみた。
上のブレンドコーヒーよりもかなりすっきりとした飲み口で、アイスコーヒーとしては程よい濃さに仕上がっている。こちらもなかなか美味しくいただけた。
自家製シフォンケーキ
こういう純喫茶で味わえるケーキというのがどういうものか知りたかったということもあって注文。プレーンと抹茶味から選べるそうだ。今回はプレーンにした。
一言で言うならば「甘いけど、甘くない」。ほんのりとした甘さのスポンジと、クリーム感たっぷりの生クリームとの相性がバッチリである。決して自己主張していないその味わいと言ったら、やはりコーヒーこそが主役であることの裏返しでもあるのだろうか。
最後に
こういった喫茶店に立ち寄って、上にあるものをいただくと、どんなに話が弾むことだろう、と思いを馳せてしまう。「大人の空間」で小一時間くつろぐ機会というのも、たまには作り出したいものだ。