鳥取と島根の両県とも、完売・販売終了の決定、まことにおめでとうございました。
概要
鳥取県および島根県の各飲食店で利用できる「Go To Eat キャンペーン食事券」の販売終了が間近に迫ってきております。
上記ページをご覧になればお分かりの通り、ローソンチケットの取扱分については、鳥取県版と島根県版の両方ともに既に完売しています。残すは代理店での販売分のみです。
鳥取県版は販売期限が今月末となっており、それまでは引き続き県内代理店で購入することが可能となっているそうです。一方、島根県版は代理店においても在庫がなくなり次第終了ということで、期限を待たずに販売を終了している店舗も続々と出てきています。
食事券の利用期限にも注意
今回の販売終了により、食事券の最終的な利用期限も確定と見て良いでしょう。すなわち、追加で予算が組まれることなどない限りは、再延長はないものとしないといけません。
現在のところ、鳥取県版の利用期限は8月末、島根県版の利用期限は9月末となっています。特に鳥取県版の方は期限がすぐそこまで迫っております。買いすぎには十分に注意しましょう。
私見
ひと段落ついたのは良かった
皆さんもご存じの通り、飲食業界は、昨今のコロナ禍のために著しい低迷が続いております。客足が途絶えてしまったことや新型コロナの対策費用が嵩んでしまっていることなどから、飲食店の店じまいは今でも後を絶ちません。
そんな業界を少しでも活気づけるために、全国各地で官民一体となって始まった「Go To Eat キャンペーン」。その一環として、他の都道府県同様、鳥取県と島根県においてもプレミアム食事券の販売が始まったのでした。
当初は両県ともに今年の3月末までが利用期限でした。しかし、販売が伸び悩み、予定数((公式サイトによれば、記事公開時点の販売予定数は、鳥取県版については50万冊、島根県版については70万冊。))の販売に達しなかったこともあってか、両県ともに2度にわたって期限の延長を行なっています。
それでも、上述の通り販売終了の目処がついたということは、今回の事業に関してもようやく一区切りついたということでもあります。何はともあれ、ピリオドを打つことができたのはおめでたいですね。
これからも引き続き支援が必要
ただ、コロナ禍は完全に消え去ったわけではありません。むしろ、両県での新型コロナの感染拡大が報じられているところです。特に、鳥取県西部の一部地域において、県が時短営業を要請しているといった有様で、逼迫した状況は崩れそうにありません。新型コロナの感染がこのように拡大すれば、外に出るのを控える方も多くなってくるでしょう。そう考えると、依然として飲食業界は逆境に立たされていると言わなければなりませんね。
それに加え、今回の食事券販売終了により、せっかくの身近で気軽な支援の糸が切れてしまわないかどうかも心配になってきます。「手元に食事券があるから利用しに飲食店に立ち寄った」という方も結構いらっしゃるでしょうし、特に普段外食やテイクアウトなどを利用しない方にとっては、この上なく便利だったと思います。そういった方々の利用がごっそり抜けることを考えますと、やはり飲食店に対する支援策は引き続き行なっていくしかないと思います。
店がすっかり消えてなくなってからでは遅いですから、一つでも多くの店舗が閉店の憂き目に遭わないよう、なんとかして乗り切れる方法を模索していただきたいところです。
もちろん、言うまでもないことですが、私たちお客さんがお店を利用することこそが第一でございます。できる限りの新型コロナ対策をとった上で、感染防止策のとられた店舗を中心に積極的に利用していきたいものです。
【追記】鳥取県版は利用終了、島根県版も無事完売(9月2日)
以上の公式情報の通り、鳥取県版は既に利用期限を超過したことにより使用不能となっています。残ったクーポンの払戻・返金等は一切応じられないとのことです。
また、島根県版も7月27日をもって完売しているとのこと。そのため、島根県の「Go To Eat プレミアム食事券」各加盟店においては、現在、利用期限を告知しているポスターが貼り出されています。いずれにせよ、残ったクーポンは利用期限までに全額利用したいところです。
ただし、現在、島根県内においても新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、飲食店の利用方法について県から注意喚起がなされる事態となっています。飲食店をご利用の際には、極力ルールに従いますよう、私からもお願いいたします。
【追記】島根県版において食事券が新規に販売開始予定(9月23日)
島根県版について、新しくプレミアム付食事券が発行、販売されることとなりました。詳しくは以下の記事をご覧ください。