お別れまでもう間近、残り1ヶ月を切っている。
概要
米子市および近辺にお住まいの文房具愛好家は既にご存じと思われるが、米子の文具店「ぶんぶん堂 米子店」は、今月末(2020年9月30日)をもって閉店する運びとなっている。
ただいま閉店セール中で、一部商品を除き40%OFFで購入できるようになっている。今月18日には、割引率がさらに上がり、ほとんどの商品が50%OFFで購入できるようになるそうだ。
ちなみに、店内において売れ筋の商品は既にだいたい捌けているか品薄になっているので、大量購入を検討されている方は注意されたい。
ぶんぶん堂からのメッセージ
上記の告知ページには、以下の通り、閉店の案内が告知されている。
誠に勝手ながら、ぶんぶん堂米子店は2020年9月30日をもちまして閉店させていただく事となりました。
急なお知らせになりご迷惑をおかけする事をお詫び申し上げるとともに、1995年のオープン以来多くのお客様にご愛顧頂いたことに、スタッフ一同心からお礼申し上げます。
今後は松江店、境港店、出雲キャンパス店を更にパワーアップさせ、これまでと変わらず、文房具を通してワクワク・ドキドキを体験していただけるようお店作りをしてまいります。
また、「ぶんぶん堂の大博覧会 文具サーカス」など各種イベントについては引き続き取り組んでまいります。25年間お支えいただき、誠にありがとうございました。
ぶんぶん堂スタッフ一同
引用元:【米子店】セール開催と閉店のお知らせ – ぶんぶん堂
所見
上述の通り、「ぶんぶん堂 米子店」は今年でオープン25周年を迎えており、今年の3月下旬には他店と合同で25周年記念セールを行ったばかりだった。((参考:25周年誕生祭(終了しました) – ぶんぶん堂)) そんな記念ムード冷めやらぬ中、今回の閉店の告知が7月18日になされたのは、大きな驚きがあるというもの。
山陰においては文具を専門に扱う大型の店舗が本当に数少なく、島根では「ぶんぶん堂 松江店」および出雲の「文具のもりやま」くらいなもので、鳥取でも「ぶんぶん堂 境港店」やホープタウン3Fの「コンパス」くらいしか思いつかない。あとはイオンやゆめタウンといった商業施設内に設置されている文房具売場も考えつくが、文房具専門店でしか手に入らないものも少なくないことを考えると(特にシステム手帳や高級ボールペン、画材等)、今回の閉店は本当に寂しいものがある。
ただ、他の既存店舗である「松江店」「境港店」がパワーアップされる旨の告知があるので、その辺りは期待したいところ。特に境港店は、運営会社のビル1Fにあって売場が狭いのが現状なので、もっと広くしてもらいたいという希望もある。
一度は延期されていた「文具サーカス in YONAGO」も完全中止とまでは行かず、改めて開催する運びとなっているので、こちらの方も期待したい。
なお、今回の閉店の理由について、公式側からは詳細を明らかにしていないので、私からは特に口を挟まないようにしたい。
【追記】9月21日時点での状況
21日、米子を回るついでに、様子が気になったので少し立ち寄ってみた。
店内の品物はかなり捌けてきており、売れ筋の商品はもはや手に入らない状況になっている。売り場もいくらか縮小されていて、閉店の時が日に日に迫ってきているのを、嫌でも実感させられてしまう。
米子の文具事情は、今般の閉店により寂しいものになるだろうけれども、開催予定の文具サーカスも含めて、ぶんぶん堂にはできる限り力を尽くしていただきたいと思っている。そして、私も松江や境港の店舗を利用することで、少しでも支援につなげたいところだ。
最後に
米子店の関係者の皆様方、25年間お疲れさまでした。
閉店まで残り1ヶ月を切っていますが、このまま無事に営業を終了されるとともに、米子かその近辺かで再びお目にかかれることをお祈りしています。また、引き続き松江店や境港店にも足を運ぼうと思っています。
「いちごいちえ」は、ぶんぶん堂を応援しています。