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【乗車記】特急スーパーまつかぜ(鳥取←→出雲市)

鳥取駅に停車中の「スーパーまつかぜ」(益田行き)

この記事では、山陰本線を走る特急「スーパーまつかぜ」の乗車記録のうち、鳥取駅と出雲市駅との間について簡単に書くこととする。

 

列車概要

鳥取県内及び島根県内の山陰本線を走る特急のうち、山陰本線内で完結する気動車特急に「スーパーまつかぜ」の愛称が与えられている。

始発駅と終着駅は列車によってまちまちで、「鳥取発米子行き」という短距離のものもあれば、「鳥取発益田行き」「益田発米子行き」という長距離を走るものもある。いずれにせよ、全ての列車が同じ区間を走るわけではない。また、停車駅も列車によってバラバラなので、時刻表の事前確認は必須と言えよう。((例えば、安来駅を通過する「スーパーまつかぜ」が1往復分だけ存在する。その他の特急は、「やくも」「スーパーおき」も含めて、全て安来駅に停車する。))

なお、「スーパーまつかぜ」の運行区間全てにおいて、山口線と山陰本線を走る特急「スーパーおき」も走っている。使用されている列車が同じ 「JR西日本気動車187系」ということもあり、「スーパーまつかぜ」と「スーパーおき」が重複しないようなダイヤが組まれている。

 

自由席特急料金の特例について

「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」の自由席特急料金のうち、以下に示す区間内での乗降について、最大額が設定されている(ただし途中下車や乗り継ぎは不可)。

  • 鳥取~出雲市:1,320円(2019年10月以降)
  • 米子~益田:1,320円 (2019年10月以降)

沿線の近距離券売機で買える自由席特急券は特例の適用されたものであるため、注意が必要である。

 

乗車状況

山陰地区の都市間を結ぶ特急でありながら、割と空いていることも結構ある。鳥取駅から米子駅までの間はそこそこ席が埋まっているものの、米子駅から先は空席が目立つようになる(そのため、鳥取駅と米子駅の間のみ自由席車両が増結される編成も存在する)。

上の事情は自由席でも指定席でもあまり変わらない。そもそも指定席は全て埋まるのがたいへん珍しいと言って良く、発車間際でも容易に取れてしまう。

 

乗車した感想

米子駅と出雲市駅との間はカーブの多さもあって割とゆっくり目なのだが、鳥取大学前駅から米子駅まではとにかく速く走る。使用車両の最高時速は公称では120km/hだということらしく、気動車らしからぬ性能の高さを遺憾なく発揮してくれる。そのため、鳥取から米子、松江、出雲までは本当にあっという間に到着してくれるので、結構重宝している(並行している高速バス路線が数年も持たなかったという事例もあるほど)。

また、列車の最前列はパノラマ状になっていて、走行先の風景を堪能することも可能だ。それだけに、鳥取方面に向かう際には、基本的には前の車両は自由席なので、一度座ってみるのも手であろう。特に、日本海や大山などの雄大な自然風景を目にしたときの気分は爽快の一言である。

 

今は鳥取駅と出雲市駅との移動にしか使っていないが、そのうち浜田や益田の方にも行ってみたいし、「スーパーおき」で新山口駅まで乗り通したいという欲求さえある。さて、それはいつになることやら(苦笑)。

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