関西に引き続き、山陰でも期間限定でチケットレス特急券がお得に使えるようになります!
概要
JR西日本の公式リリース(上記)によれば、今年3月13日から9月30日までの間、同社が提供する「チケットレス特急券」の料金が大幅に値下げされるとのこと(ただし区間限定です)。商品名は「(おためし)トク特チケットレス」となります。
さらに、同じ3月13日からはJR西日本の管内すべてにおいて「チケットレス特急券」が利用できるそうです(なお、本来は別の事業者が運営している智頭急行線も対象となっています)。
ただし、「チケットレス特急券」は原則指定席となっていることにご注意ください(間違えて自由席の車両に乗ってしまわないように)。
チケットレス特急券について、ご利用方法など、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。なお、ご利用にはJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」へのご登録が必要です。
主な区間の料金
全ての区間の料金は上記リリース(PDF)をご覧くださいませ。なお、設定区間以外では所定の利用料金が請求されます。
区間 | チケットレス 特急料金(指定席) | 指定席特急料金 (通常期) | 自由席特急料金 |
---|---|---|---|
鳥取 〜 倉吉 | 500 | 1,290 | 760 |
倉吉 〜 米子 | 700 | 1,730 | 1,200 |
米子 〜 松江 | 500 | 1,290 | 760 |
松江 〜 出雲市 | 500 | 1,290 | 760 |
米子 〜出雲市 | 700 | 1,730 | 1200 |
私見
いざ列車を利用したいというときに、通常の特急列車自由席よりも安く利用できるというのは良いですね。
山陰地方においては列車の本数が少なく、特に普通列車ともなれば、次の便まで1時間以上待たなければならないということもざらにあります。そんなときに、スマートフォンさえあれば利用可能な「(おためし)トク特チケットレス」は、特急列車への乗車の敷居を下げてくれるという面でも、大きな助けになると思います。
ただし、JR西日本が公開した資料によれば、今回の格安料金設定は短距離での利用に絞り込まれており、しかも西出雲以西(大田市・江津方面)の区間は設定されていません。区間の短さはともかくとして、せめて西の方に(から)行くにも安く使えるようにしてほしかったな、というのが正直のところです(鳥取から伯耆大山の間では設定されていることですし)。
【余談】「自由席2枚きっぷ[岡山・山陰]」について
「自由席2枚きっぷ[岡山・山陰]」とは、4月1日より期間限定で発売される、2枚組の自由席特急券です。冒頭で紹介したリリース(PDF)にも明記されています。これに伴い「特トク回数特急券」(4枚組の自由席特急券)などの販売は3月31日をもって終了します。
従来の「特トク回数特急券」からの変更点は以下の通りです(なお、設定区間に変更はありません)。
- 4枚組から2枚組に変更
- 利用期間が1ヶ月から14日間に変更
- 1枚あたりの料金は実質値上がり(例:「米子 〜 出雲市」については960円→1,000円)
2枚組への変更により購入の敷居自体は下がりましたが、以前から利用していた方にとっては寝耳に水かもしれませんね……。