JR出雲市駅において、有人窓口は5月14日をもって完全に廃止されています。これにより、取扱できない切符も出てきております。
概要
JR出雲市駅にて貼り出されていたポスターによりますと、同駅設置の有人窓口は、今月14日を最後に営業を停止したということです。
「みどりの券売機プラス」設置後、「みどりの窓口」自体は廃止されたものの、臨時で有人窓口を設置することはありました(下記記事も参照のこと)。この臨時営業も今後なくなります。
JR出雲市駅でできなくなったこと
以下の商品、サービス等を利用したい場合、「みどりの券売機プラス」において担当オペレータにその旨を伝えますと、大田市駅または松江駅までの「乗車証」を発行くださるとのことです。詳しくは駅係員または「みどりの券売機プラス」オペレータにお尋ねくださいませ。
取扱終了商品(切符)
今回の措置により、今後JR出雲市駅で取扱できなくなる切符もあります。ポスターで挙げられているものは以下の通りです。
- レール&レンタカーきっぷ
- 駅長おすすめ駅プラン
- こどもICOCA
取扱終了サービス
ICOCAにかかわる業務をはじめとして、下記のサービスも同駅で利用できなくなります。
- ICOCA定期券の払い戻し、区間変更(クレジットカードでの購入の場合)
- ICOCA定期券の障害再発行
- 普通回数券の払い戻し(クレジットカードでの購入の場合)
- 券面に赤字で「指定券発行済」と書かれているトクトクきっぷの払い戻し
なお、ICOCA定期券の新規購入は、クレジットカード利用時も含めて、引き続き可能です(なお、通勤定期券については専用の券売機で購入できます。通学用についてはお問い合わせください)。
私見
だいたいのことは、松江駅の有人窓口の営業時間が短縮した折に書いたのと、あまり変わりはありません。JR西日本全体の既定路線通りということもあり、今回の措置自体には大した驚きはありません。
ただ、この路線が着々と進行しているというあたりは、実感せざるを得ないというところでしょうか。
上のポスターによれば、「みどりの窓口」の設置駅が現時点でわずか11駅しかありません。((鳥取県では7駅、島根県では4駅のみ。)) 有人窓口自体は継続していても、「みどりの窓口」の機能が廃止されている駅が続出しているのが現状です。近場で見ても、乃木駅や玉造温泉駅、安来駅などにおいて、「みどりの窓口」の利用がいつの間にかできなくなっています。
もちろん、だいたいのことは今やインターネット予約でもできます。JR西日本にとっても、窓口業務による負担を少しでも減らし、オンライン業務に集約させたいというところでしょう。ただ、いざと言うときに駆け込める窓口が減少するとなれば、万が一のときの融通の効かなさもところどころで出てくるのではないかと思います。
ともあれ、このような合理化がうまく行くかどうかも含めまして、今後ますます目が離せないというところです。