(上記スクリーンショットは、公式サイトの1ページ「JTプロ公式戦について」から取得しております)
はじめに
この記事では、「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦2022」について、一覧形式にして簡単にまとめています。対局ごとの感想や詳しい開催内容などについては、時間のあるときに後々別の記事でまとめることといたします。
なお、こちらの記事の情報は公式のものと異なる可能性がありますので、念のため公式サイトで公開されているものをベースにご覧くださいますようお願いいたします。
大会について
- 前年(2021年)の賞金獲得ランキング上位12名1により実施されるトーナメント戦であり、全対局公開で行われます。
- 各対局ごとに事前に観戦者の募集(抽選制)が行われる他、「ABEMA TV」の将棋チャンネルで全局とも生放送されておりました。また、現在は対局動画もすべてYoutubeにて公開されております。
- 持ち時間はお互いに10分(チェスクロック方式)、その後は1手につき30秒未満にて指す必要がございます。ただし、秒読み開始後に1分単位で合計5分間の考慮時間が設けられております。
- 対局途中、解説者の指示で封じ手が行われ、対局者は封じ手後に一時退場します。その後に封じ手予想クイズが実施され、3つの候補手2が提示された後、会場内も10分間の休憩に入ります。
- 休憩後、封じ手用の封筒が開けられ、封じ手が読まれて対局再開となります。(ABEMAにおいては評価値や候補手は封じ手後より表示されます)
- 対局終了後は、解説者や聞き手を交えて、簡単な感想戦が行われます。
- 生放送されることはまずありませんが、大会の最後には対局棋士よりお見送りの挨拶が行われます(Youtubeなどでその様子を収めた動画が各取材陣により公開されることもあります)。
出場棋士(出場順位順)
なお、出場棋士の詳しいプロフィール等については以下のページよりご覧いただけます。
開催日程
大会名称 | 実施日 | 実施場所 | 対局者 |
---|---|---|---|
一回戦第一局 東北大会 | 6月25日(土) | 宮城県仙台市 夢メッセみやぎ | 佐藤康光 九段 糸谷哲郎 八段 |
一回戦第二局 北陸・信越大会 | 7月9日(土) | 石川県金沢市 石川県産業展示館 | 木村一基 九段 斎藤慎太郎 八段 |
一回戦第三局 中国大会 | 7月23日(土) | 広島県広島市 広島サンプラザホール | 山崎隆之 八段 稲葉 陽 八段 |
一回戦第四局 静岡大会 | 7月30日(土) | 静岡県静岡市 ツインメッセ静岡 | 羽生善治 九段 菅井竜也 八段 |
二回戦第一局 福岡大会 | 8月7日(土) | 福岡県福岡市 福岡国際センター | 永瀬拓矢 王座 糸谷哲郎 八段 |
二回戦第二局 熊本大会 | 9月10日(土) | 熊本県益城町 グランメッセ熊本 | 渡辺 明 名人 斎藤慎太郎 八段 |
二回戦第三局 四国大会 | 9月17日(土) | 香川県高松市 サンメッセ香川 | 豊島将之 JT杯覇者 稲葉 陽 八段 |
二回戦第四局 北海道大会 | 9月23日(金・祝) | 北海道札幌市 札幌コンベンションセンター | 藤井聡太 竜王 羽生善治 九段 |
準決勝第一局 大阪大会 | 10月15日(土) | 大阪市港区 丸善インテックアリーナ大阪 | 永瀬拓矢王座 斎藤慎太郎八段 |
準決勝第二局 東海大会 | 11月6日(日) | 名古屋市港区 ポートメッセなごや | 藤井聡太 竜王 稲葉陽 八段 |
決勝戦 関東大会 | 11月20日(日) | 千葉県千葉市 幕張メッセ | 藤井聡太 竜王 斎藤慎太郎 八段 |
対局結果
「大会」欄のリンクをクリックすると、各大会の公式ページおよび棋譜がご覧いただけます。
大会 | 結果 | 対局動画 |
---|---|---|
一回戦第一局 | 94手にて糸谷八段の勝利 | |
一回戦第二局 | 131手にて斎藤八段の勝利 | |
一回戦第三局 | 181手にて稲葉八段の勝利 | |
一回戦第四局 | 128手にて羽生九段の勝利 | |
二回戦第一局 | 94手にて永瀬王座の勝利 | |
二回戦第二局 | 177手にて斎藤八段の勝利 | |
二回戦第三局 | 116手にて稲葉八段の勝利 | |
二回戦第四局 | 67手にて藤井竜王の勝利 | |
準決勝第一局 | 100手にて斎藤八段の勝利 | |
準決勝第二局 | 133手にて藤井竜王の勝利 | |
決勝戦 | 114手にて藤井竜王の勝利(優勝) |
他年度の大会の記事はこちら
現在開催中の「2023年」版は以下のページよりご覧いただけます。
脚注
- 上位10名までは日本将棋連盟の公式サイトでも公開されています。 → 2021年獲得賞金・対局料ベスト10|将棋ニュース|日本将棋連盟 ↩︎
- 封じ手のうち、1つ目は解説者推薦、2つ目は聞き手(女流棋士)推薦、3つ目はコシノツヨシくん(JT子会社のテーブルマークのキャラクター)推薦という流れが恒例となっています。そしてコシノツヨシくんの推薦手が正解になることもあり、「中にプロ棋士が入っているのでは」と冗談で言われることもしばしば。 ↩︎