あまりの突然の出来事を眼前にして、開いた口が塞がりません。
変わり果てた店舗の様子
先日、松江駅構内にある喫茶店「服部珈琲工房 シャミネ店」に足を運んだところ、臨時休業を知らせる紙等が貼られたままの状態になっていました。店舗内は既にがらんどうになっており、玄関には以下の写真の通り、配達されたであろう新聞が放置されていた状況でした(受け取られているかどうかは不明)。
店舗一覧からも抹消
この喫茶店が入居している商業施設「シャミネ松江」の店舗一覧においては、店舗の文字は既にテープで抹消されていました。なお、「シャミネ松江」公式サイトでも、特に閉店告知がされることもないまま、いつの間にか無かったことにされています。
店舗の中はガラガラ
さらに、後日「シャミネ松江」側から当該店舗を覗いてみたら、そのガラガラぶりがよく分かるようになっていました。
今後の情報に注意
上記の件について、記事公開時点では、「服部珈琲工房」公式サイトや運営会社「はっとり珈琲株式会社」からは何の告知も出されていません。そのため、もしかすると(万が一ではあるにせよ)復帰するということも考えられます。
いずれにしても、今後の情報には十分に注意したいところですね。
所感:ちょくちょく利用していただけに非常に残念
「服部珈琲工房」は、山陰に密着した喫茶店チェーンであり、運営会社が松江市内にあるということもあって、微力ながらも応援しようと思っていたところです。黒みがかった木製の椅子や机など、落ち着いたレトロな内装が印象的な「くつろぎ空間」として、かなり重宝しておりました。松江の中心部で買い物をした帰りに立ち寄るなど、利用する場面が結構あった、というのもあります。
それだけに、今回の店じまいに関しては、言葉にすることなど到底できません。おそらくは昨今の外出自粛ムードにより客足が途絶えてしまい、「臨時休業」を口実に撤退してしまったものと考えられますが、それにしてもあまりに突然のことです。全国チェーンの「ドトールコーヒー」や「スターバックス」などが依然として残っているのを見ると、地元企業の喫茶店がなくなるのは、悲しいし、悔しいものがあります。
それに、松江駅の至近に位置する店舗がこういった有様となった以上、川津店や田和山店など、他店のことも心配になってきます。現在のところ、ネットで簡単に調べた限りでは、当該店舗のような「完全閉店」といった状況ではないようですが、先行きが危ういことに変わりはありません。新型コロナウィルス感染拡大にともなう緊急事態宣言が解除されたばかりで、外出自粛の呼びかけがまだまだ続いているというところ、積極的に利用を呼びかけることができないのも、実に心苦しいです。
この先、何が起こっても決して不思議ではありませんが、服部珈琲工房さんにはできる限り頑張ってもらいたいと思っています。
おまけ:「焼きパスタ」と「でみたす」
当該店舗の中で特に気に入っていたメニューより、2種類の写真を以下に掲載します。
その後(2020/05/21追記)
後日、改めて同じ場所を通ってみましたら、跡地は上の写真のようになっていました。店舗ロゴや張り紙などは既に剥がされており、かつて存在した店舗の面影は少しずつ消えてなくなりつつあります。
つい最近まで利用していた店がすっかり消えてなくなるというのは、何度見ても、本当に心苦しいものです。
ちなみに、その後川津店にも立ち寄っています。そこでは既存の他店については無事のようであるということが分かり、一安心した次第です。
閉店告知が店頭に貼り出される(2020/06/03追記)
6月3日の時点で、閉店を知らせる告知文がようやく貼り出されていました。
文面が短く素っ気ないものであるのは少々不満に思うが、ともあれ閉店が正式が決まっていたことで、この件についてはようやく一区切りついた、というところ。
なお、この件について、シャミネ松江からのコメントは現時点では出ていません。
跡地では牛タン屋さんが営業中(2021/09/08追記)
今更触れるまでもありませんが、現在は上記店舗跡地にて牛タン屋さん「炭焼牛たん東山」が営業しています。今年(2021年)の4月上旬に営業を開始しています。
いつかきちんと記事にしたかったところですが、時間不足のため、こんな形での記載となってしまいました。いずれきちんとまとめ上げたいと思っています。