もっと足を運んでおけば良かった、とはまさにこのこと。
概要
米子市中心部に位置する百貨店「JU米子タカシマヤ」の5階にて営業していた「和のごはん まちぞら」ですが、昨日の9月30日をもって閉店していたようです。店の入口前にその旨の貼り紙がございました。
以下の写真の通り、本日時点では告知文書があるだけで、店舗には既に入れなくなっております。
なお、店舗公式のFacebookには閉店数日前の投稿があるのみで、閉店当日に投稿された形跡は、当記事公開時点では見当たりません。
開店からわずか1年での閉店
この「和のごはん まちぞら」は昨年9月にオープンしたばかりの新しい飲食店でした。新装開店から約1年での閉店とあって、驚かずにはいられません。
いくらコロナ禍で飲食業全体が萎縮しているとは言え、米子市の中心部に位置する百貨店のレストランとあって、立地自体はこの上なく良いものであったはず。しかも、前の店舗である「ローズダイニング」も飲食店で、実質居抜きでの開業となっていただけに、開業に関わる投資もさほどかかっていないものと思われます。それにもかかわらず短命に終わってしまったという辺り、飲食業における経営の難しさ、厳しさを改めて物語っているのではないでしょうか。
所感・思い出話など
私自身は当該店舗に1度足を運んだきりで、その時には鳥取県産牛肉のステーキ丼をいただいておりました。こちらはオープン前の告知としてFacebookに投稿されていたものでもありまして、是非とも食べてみたかったのです。その時の旨さといったら、やはり並大抵のものではなかったと記憶しています。
他にも新鮮な海産物を用いた料理などがあって、もう何度か足を運んでみたいと思っておりました。しかし、今回の閉店により、結局叶うことはありませんでした。コロナ禍が続いている中で米子に行く足も乏しくなってしまったのが主要因ですが、それでも、もう少し行っておけば良かったと後悔せずにはいられないところです。
閉店の事実を知ったのは、本日たまたま米子市に久々に立ち入ったためでした。山陰内でコロナ禍が小康状態となり島根と鳥取との往来が再びやりやすくなったというのに、こういった現実に直面させられるとは、辛いと言う他はありません。
いくらGoToイートや地域限定の商品券などで消費を促進しようとしたところで、お客さんが来ずに赤字が続いているというのでは、こうなるしかありませんね……。
ともあれ、店舗の関係者だった方々については、今後少しでも幸いな方に向かうことを祈るばかりです。