この記事では、今年3月より利用開始となった荘原駅の新駅舎の光景を掲載している。
駅舎概要
出雲市の旧斐川町内の東側に位置する荘原駅は、去年7月31日頃から改築が始まり、今年の3月初旬には無事竣工を迎えた。その後、9日より供用が開始され、22日には記念式典が行われている。
改築計画当初は、経費削減も兼ねて「シンプル化」する方針であったようだ((参考:JR荘原駅、直江駅及び江南駅の駅舎の改修について(出雲市、PDF資料)))。しかし、地元住民の要望もあって、付近の温泉地「湯の川温泉」の玄関口として相応しい駅舎に生まれ変わることとなった。ただし、終日無人なのは相変わらずである。
駅舎には「八上姫」や「因幡の素兎」といった出雲ならではの意匠が見られる。立ち寄った折には、一時の古代ロマンを味わうことができるようになっている。
工事中の光景(2020年2月頃)
完成後(2020年3月頃)
余談
- 当駅から歩いて10分ほどのところには「道の駅 湯の川」がある。
- 荘原駅から徒歩30分ほどのところに位置する「湯の川温泉」は、八上姫にまつわる伝承等から、地元では「美人の湯」として知られている。特に「日本三美人の湯」のうちの1つであると謳っており、「道の駅 湯の川」の施設前には、他の「三美人の湯」((具体的には龍神温泉(和歌山県田辺市)と川中温泉(群馬県東吾妻町) ))との提携記念碑も設置されている。