先月(2023年1月)某日、宍道駅にてタイトル通りのものを撮影いたしました。ちょうど、木次線において当該の車両が走り出した頃でございます。
濃いめの黄色と桃色の塗装が妙にしっくりきて(「きすき色」だそうです)、思わず目を奪われます。さらに、木次駅構内の看板でも用いられているモチーフ「き・ハート(すき)」を、今回のラッピングにも採用しているのも印象的です。
昨今、木次線という鉄道路線が多額の赤字を垂れ流している状況となっており、路線自体が存亡の危機に晒されております。皆さんもご存じの通り、存続の頼みの綱であった観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」も今年限りとなっています。
そんな厳しい状況の中、少しでも存在をアピールする取り組みを、官民一体となって行ってくださっているのは、本当に頭が下がります。廃線が既定路線だとしても(そんなことが起こってほしくないのはもちろんですが)、少しでも多くの方々の心に残るご活躍を続け、存続の時期が長くなることを願う他はありません。
今後も木次線から目が離せませんね。
当該ラッピング車両に関する詳しい情報は以下からどうぞ。新しいカラーリングの車両も出ているようですよ。