JR西日本から、「青春18きっぷ」などの「お得な切符」の消費税増税後における販売価格について、今月23日付でニュースリリースが出ていた。
それによれば、消費税の増税後に初めて販売される、2019年冬季の「青春18きっぷ」の価格は12,050円となっている。増税前と比べると200円の値上げだ。
かつて消費税が5%から現行の8%に切り替わったときに11,500円から11,850円へ、350円の値上げになったことを考えると、今回の値上げはかなり小幅であると言って良い。それどころか、税抜価格では20円程度の値下げとなっている。
今後「青春18きっぷ」についてどのような改定が入るかは分からない。しかし、「便乗値上げ」も頻発してくるであろうこの時期に、価格をほぼ据え置いてくれたと言って良い今回の対応は、本当に感謝と敬意を示さなければなるまい。
なお、10月1日に発売される、「秋の青春18きっぷ」ならぬ「秋の乗り放題パス」は、大人が7,850円、子供が3,920円となっている。大人料金で140円の値上げだ。こちらはほぼ消費税増税分のみの変動となっている。