本当に今更な話ですが、昨年(2021年)12月18日に「TOEIC Listening & Reading」(以下「TOEIC L&R」)を受けてまいりました。このことについて、当記事で簡単に振り返りたいと思います。
前回受験時から進歩があって上々の結果
上記に掲載した点数をご覧になればお分かりの通り、当受験分については、リスニングが395点、リーディングが460点、合計で855点と、おおむね満足できる点数を叩き出すことができました。特にリーディングについては満点(495点)の9割以上となる数値で、結果を見た当初は本当に驚きを隠せませんでした。
前回受験分(2021年2月28日午前)と比べてみますと、リスニングが140点増、リーディングが55点増ということで、いずれも明らかに進歩の見られる内容となりました。リスニングはもう少し伸ばせたかなとも思いますが、いかんせん私の体質上の問題もありますので、更なるスコアアップのためには何かしら工夫が必要なのではないか、と感じているところでございます。
結果に満足せず、今後も更なる飛躍を目指したい
点数を見る限り、リスニングについてはまだまだ頑張らないといけませんが、リーディングは十分に胸を張れるスコアだと思っています(自分で言うのも何ですが)。とは言え、ここで終わりにして良いわけはありません。スピーキングやライティングも含め、今後もしっかり英語の学習を続けていこうと思っています。
私生活との兼ね合いや勢いの著しいコロナ禍のこともあって、「TOEIC L&R」の試験をなかなか受ける機会がないのが辛いところではあります。それでも、いつ受験できても良いように、対策自体は引き続きやっていこうと思います。
ただ、TOEIC対策の領域にとどまり続けるのも変な話ではあります。せっかく英語を習得するのですから、将来の実生活に活かせなければ意味はありません。そのために更なるスキルアップを目指すのはもちろん、積極的に英語の文章を見たり音声を聞いたりする機会も増やしていきたいと考えています。資格についても、TOEFLやIELTSの方に目を向けてみるなど、更なるステップアップを目論みたいところです。
英語を学び続けることでできることが増えていくのならば、それに越したことはありません。そして、小さな知識も積み重なれば心強い道具になり得ます。
このことを念頭に置いた上で、今後も引き続き勉強を頑張っていきたいと思います。
【参考】高得点を取るために気を付けるべきこと
とりあえず、今後の学習指針も兼ねまして、「TOEIC L&R」で高得点を取るために気を付けるべきことを簡単にまとめておくこととします。参考にしてくださいましたら幸いです。
両部門共通
- 言及のない選択肢や常識的に考えて結びつかない選択肢、論理の飛躍や逸脱のある選択肢は絶対に正答にならない。
- 日頃から具体的な言葉と抽象的な表現の対応関係(言葉の言い換え等)をチェックすること。
- スクリプトや文章などをきちんと理解し、状況の把握ができていなければ正答に導けない問題も少なくない。集中力をいかに維持し続けるかが大事。
- 「紛らわしい表現・語句」に引っかからないよう、公式問題集や模擬試験などで「誤答」のパターンを確かめること。
- 誤答したのであれば、「何が分からなかったのか」「どこに引っかかったのか」をきちんとチェックすること。
- ここまでご覧になればお分かりの通り、「自ら培ってきた英語力に加え、中学や高校の国語(英語でなく)の試験とほぼ同程度の対応力で臨む必要がある」ということは肝に銘じなければならない。
- なお、本番中はメモを取ることが一切禁止となっているが、練習中はお構いなしにどんどんメモを書いても構わない(本番同様の条件で取り組んでいる場合を除く)。
リスニング
- 公式問題集に収録されている音声に慣れておくことは大前提。
- 実際の試験中は、各設問においてスクリプトが1度きりしか流れないが、練習中は特にそのことを意識する必要はない。特に最初のうちは、確実に正答と思う選択肢を見つけ出す(もしくは本当に「分からない」と思える)まで聴き続けてから回答をチェックする方が良い。
- 回答時には「言葉のキャッチボールが行われている」ということを強く意識しておくこと。
- キーワードを聴き漏らしていたとしても、スクリプトの要所をきちんと掴めていれば正答できる問題もそこそこあるので、細かいところを逃したところでいちいちくよくよしない。
- 自分にとって馴染みのない状況・分野は、音声だけでは想像しづらく、自ずと難問と感じやすい。日頃からできるだけ多くの話題に触れておくことが大事。また、場面を想像しづらいというだけで面食らわないようにすることも大事(難解な内容の割に設問が簡単な場合もあり、ここを落とすのは非常にもったいない)。
- Part3・4で特に強く言われがちな「設問の先読み」は、これを逆手にとったスクリプトが流されることもあるので、実のところ特に強くこだわる必要はない(と個人的には思います)。ただし、「意図問題」「図表問題」に関しては絶対に漏らさないようにすること。
リーディング
- 問題の分量自体が多いので、やり始めのうちは回答時間にこだわらず、きちんと正答に導く手順を構築し、確認してゆく方が良い。慣れてきたらスピードアップを図ってみる。
- 文章全般が題材にされるということもあり、リスニング問題ではまず出てこない「堅めの語彙・表現」が出てくることもしばしばある。こればかりは問題に多く触れて慣れるしかない。
- 難しい語彙や表現を理解することが正答の要件となっている問題については、まず消去法を試してみること。
- 正答と思っている選択肢の根拠がいまいち薄いと感じられる場合についても、消去法で他の選択肢を消すことが大事(たいていの場合、本文の内容に明らかに矛盾しているか言及のないもの)。
- 文構造の把握や指示語の理解は正答のための絶対条件になっていることも多い。また、限られた条件から全体像を把握する洞察力も求められているため、日頃から状況を類推する習慣を身につけておく必要がある。
- 特に、Part7の後半においては、時系列の整理や登場人物の行動の把握がほぼ間違いなく求められる。本文はもちろんのこと、メールや手紙などの送信日付、発信者や受信者の名前もできるだけ見落とさないように。
- どうしても分からなかったら、紙に書いて状況を整理し、改めて考えてみるのも悪くない(もちろん本番では禁止行為)。