岡山の名店の味が、山々を越えて出雲の地にやってまいりました。
概要
今月13日、出雲市の商業施設「ゆめタウン出雲」の飲食街に「麺処ぐり虎」がオープンしております。営業時間は通常11時から20時までですが、スープがなくなり次第、その日の営業は終了ということです。
開店以来、連日のように行列ができています。特に土日祝は長時間待つこと必至と思われます。食べに行きたいなら、時間に余裕のあるときを強くおすすめします。
なお、記事の公開時点で、岡山市中心部に本店とフードコート店舗、それに神奈川県にもう1店舗あるのみですので、今回の出雲店で4店舗目となります。
人気の理由
この店舗については、岡山市にある本店がミシュランガイド2021に掲載されるほどの名店として知られており、オープン情報が出たときから既に話題となっておりました。
本店の営業開始は2017年7月と割と最近のことです。しかし、本店店長が東京の名店「麺処ほん田」などで修行していたということもあってか、上記記事の通り、当初から地元のラーメン愛好家を中心に人気を集めていたようです。
ラーメン博覧会にも精力的に出店しており、知名度の高さは岡山県内でも指折りと言って良いでしょう。
また、コンセプトに「カフェのような明るい店舗で女性一人でも気軽に入れる雰囲気」というものがあります。実際、この出雲店においても、店舗の外装と内装を問わず、ラーメン屋について抱きがちな「暑苦しさ」を極力排除する試みが為されていることは、大きな特徴と言えます。
注文は券売機方式
店舗入口の左手に設置されている券売機より、ラーメン等の注文が行えます。この辺りはラーメン屋としては割と良くあることですね。
ただし、混雑時については、店舗スタッフの方から指示があるまでは購入しないようにしてください(席が確保できるまで入口の外で待つことになります)。
鶏塩柚子ラーメンをいただきました
今回いただいたのは「鶏塩柚子ラーメン」です(特製トッピング付のもので1,100円)。この店の看板商品である「鶏塩ラーメン」に、柚子風味のアクセントを効かせた一杯でございますね。
あっさりとした中に旨味の感じるスープもさることながら、レアの柔らかなチャーシューの旨さと言ったら絶品ものです。このチャーシューであればご飯がどんどん進むに違いありません(注文はしませんでしたが)。一方、スープのあっさり具合に合わせてか、麺の方は自己主張の強くない塩梅になっており、良いバランスになっていると思います。
麺の量は多すぎず少なすぎずで、老若男女を問わず、無理なく召し上がれる量に収まっています。どうしても物足りない方は大盛りで注文すると良いでしょう。
全体的に評判通りの高いレベルにまとまっていると思います。中でも、こってりしたラーメンに抵抗のある方にはうってつけの店と言えるのではないでしょうか。
一度は食べてみたい限定まぜそば
この店舗においては、時折「瀬戸内牡蠣と岡山県産黄ニラまぜそば」なる限定メニューが登場することがあります。販売されるかどうかは当日になってみるまで分かりませんし、限定数量も抑えめになっていることが予想されます。ただ、瀬戸内産の牡蠣の濃厚な味わいと黄ニラの豊かな風味とが合わさっているのは間違いなさそうですね。
なかなかありつける代物ではないとは思いますが、いつかは食べに行きたいところです(ただ、人気店だけに、本当にいつになるのやら……)。
ともあれ、今回もごちそうさまでした。また近いうちに更なるご縁がありますように。