姫路市に何度か立ち寄ったことのある方ならば、ご当地グルメとして「麺」があることをご存じであることだろう。全国的に有名な「えきそば」はもちろん、姫路にしかない御座候の「担々麺」や、話題沸騰のニューフェイス「姫路タンメン」など、ユニークな店が立ち並んでいる。
そこで、この記事では、この3店舗について簡単に紹介することとしたい。
まねき食品「えきそば」

姫路駅の名物として全国的にその名が知られている「えきそば」。使用されているのは日本流のそばではなく黄色い中華麺で、あっさりとしたスープとの相性は意外にも良い。
この「和風中華そば」とでも言うべきものは、姫路駅構内の在来線ホーム、新幹線改札口付近の他、地下街「グランフェスタ」などでもいただける。
基本的に「えきそば」のメニューは「天ぷら」と「きつね」の2種類となっているが、今回は「きつね」の方を注文した。

実は、私自身、「えきそば」は以前からたびたび食べているのだが、あっさりとした味わいはずっと変わらないままだ。こういう定番の味を守り続けている店には、やはり頭が上がらないものである。
御座候「担々麺&特大餃子」

御座候と言えば、あんこの入ったワッフル状の和菓子の店として全国的に知られている。しかし、姫路駅付近では担々麺や特製の餃子を販売する店舗を設けている。
当該店舗の場所は時代とともに移り変わっており、現在は姫路駅地下街「グランフェスタ」にある。
担々麺にはゴマ味噌味と醤油味があり、今回訪れた際はゴマ味噌の方を注文した。

味噌味の割には意外とあっさりとしているのが特徴で、量もほどほどであるために、昼食時や小腹がすいた時などに向いていると思う。
また、この店で販売している餃子はとにかく大きく、これだけでも軽い食事として問題のないレベルだ。こちらは3個入と5個入が販売されている(持ち帰り用に6個入もある)。

もちろん、この店でもお馴染みの「御座候」は販売されているので、その点はご心配なく。
姫路タンメン

最近になって姫路駅前の商店街のすぐ近くに登場したのが、「野菜たりてますか?」のキャッチコピーが目を引く店、「姫路タンメン」。その名の通り、昔ながらの中華そばに野菜炒めをトッピングしたものが、メニューの中心となっている。
スープには塩風味と味噌風味の2種類があるが、今回は「味噌タンメン」の肉盛りを注文した。

さすがに味噌味というだけあってか、濃厚なスープはそれだけでもお腹にガツンと来る。麺もなかなか太く歯ごたえが十分に味わえるものとなっている。
この店舗には、他にも「焼きタンメン」ならぬ「皿タンメン」、麻婆豆腐がトッピングされた「麻婆タンメン」など、ボリューム感たっぷりのメニューがあるので、近くを通ったらぜひとも立ち寄ってみたいところ。