とうとう出雲市駅にも「みどりの券売機プラス」がやってくる。
直近の予定
つい先日より、JR西日本の出雲市駅において、多機能型券売機「みどりの券売機プラス」設置工事が開始されています。また、運用開始予定日も同駅のポスターにて開示されており、3月14日(土)より使用できるようになるとのことです。
ポスターによれば、「みどりの券売機プラス」の使用可能な時間は、現在設置されている「みどりの券売機」と同じく、4時から23時まで。ただし、専属オペレータが対応できる時間は5時30分からとなっており、早朝においてはどうなるか分かっていません。
なお、同様の案内が既に先月21日に報道発表されています。それによれば、出雲市駅の他に益田駅も「みどりの券売機プラス」が設置される予定です。
「みどりの券売機プラス」について
「みどりの券売機プラス」では、専属オペレータとのやり取りで購入したい切符をスムーズに手に入れられるのに加え、普通の「みどりの券売機」では購入できない切符(サンライズ出雲の寝台券、障害者割引適用の切符など)もオペレータ経由で購入することができます。もちろん、普通の「みどりの券売機」と同等の機能も兼ね備えています。
山陰両県においては、島根県では安来駅や宍道駅、鳥取県では倉吉駅や鳥取大学前駅にて既に設置されています。
今後の「みどりの窓口」の行方
現在のところ、出雲市駅の「みどりの窓口」については「営業時間や体制が変わります」と案内されているのみで、今後の具体的な予定は発表されていません。ただ、利用客の少ない直営駅および委託駅で、「みどりの券売機プラス」の設置と引き換えに、駅員が減らされたり無人化になったりしている例もあることから、出雲市駅においても何かしらの影響はあるのではないでしょうか(例えば現在は2窓あるのが1窓に減らされる、もしくは廃止される運びになる、とか)。
また、山陰地区の代表駅とも言える松江駅や米子駅では、今のところ設置の予定はなさそうではあるものの、もしかすると、近い将来、設置ということになるかもしれません。
いずれにせよ、出雲市駅を含む有人の発券窓口の先行きは不透明ですので、今後の動向も気になるところです。
その後、無事に設置され、稼働開始(2020/03/17追記)
設置工事は予定通り完了し、「みどりの券売機プラス」設置スペースで当該券売機が利用開始の日を待ちながら佇んでいたところ、14日より無事に稼働開始しています。従来型の「みどりの券売機」も引き続き稼働を続けていますが、有人窓口の「みどりの窓口」は、案の定廃止されてしまったようです。
ただし、出雲市駅から駅員が完全にいなくなったというわけではありません。「みどりの券売機」などの操作方法を説明してくださったり、切符の精算にも引き続き応じてくださったりしています。有人窓口の設備も完全に撤去されているとは考えにくく、多客期には臨時の有人窓口が設けられることになるかもしれません。
ともあれ、今後の動向も、引き続き陰ながら見守っていきたいと思います。
結局松江駅にも設置される(2021/04/30追記)
上に書いていた懸念は早くも現実のものとなりました。詳しくは以下の記事で。