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2022年10月3日(月)より一畑電車の平日の運行ダイヤが改正されています

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一畑電車 電鉄出雲市駅入口(JR出雲市駅側)

平日のみとは言え、全体的に思い切った改正となったように思います。

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概要

2022年10月3日(月)より、島根県の鉄道「一畑電車」全線の運行ダイヤが改正されています。ただし、今回影響があるのは平日のみで、土日祝ダイヤに変更はありません。

一畑電車のダイヤ改正は去年10月1日以来、約1年ぶりとなります。

改正の要点

改正の詳細については上のページをご覧いただくとして、要点のみを以下にまとめます。

  • 上述の通り、土休日ダイヤに変更なし
  • 平日早朝のスーパーライナー(電鉄出雲市→松江しんじ湖温泉)が4両から2両に短縮
  • 北松江線(電鉄出雲市←→松江しんじ湖温泉)の各駅停車について、平日のみ、上下線の各3本をそれぞれ急行列車に変更(総所要時間は45分程度)
  • 従来回送列車(乗車不可)だった平日の4本について乗車可能となり、急行列車として新設される
  • 平日における列車の総運行本数は北松江線においてわずかに増加するのみ(ただし、各駅停車は実質的に減便する形となった

私見

平日において、出雲と松江とを短時間で行き来できる列車が昼間にも登場したことで、都市間の移動はやりやすくなったと思います。従来は各駅停車が大多数を占めていただけに、一畑電車としては随分思い切ったことをやった印象です。JRの在来線が減便により使いにくくなっている分、一畑電車ができるだけカバーしようとしているのでしょうか。

ただし、一畑電車がそのような策に打って出るということは、特に通過駅において乗降する客が減ってきていることも感じさせてくれます。これまで一畑電車が頼みの綱だった方のうち、やりづらくなったと感じていらっしゃる人もいくらかいるに違いありません。

また、回送扱いだった列車について乗れるようにしたというあたりにも、一畑電車の必死さが伝わってきます。誰も乗せないまま車庫まで運転するくらいなら、一人でも多くのお客さんを乗せた方が良いのでは、という考えがあってのことなのでしょう。ただ、この変更により、さらに経営が圧迫することになるとするならば、にっちもさっちも行かなくなります。

ともあれ、今回の改正が吉と出るか凶と出るかは、まだ断定できません。一畑電車の今後を陰ながら見守りたいところでございます。

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