今月某日、前々から乗ろうかと思っていた一畑電車への乗車が実現した。
今回乗車したのは、電鉄出雲市駅から松江しんじ湖温泉駅まで、いわゆる「北松江線」の全線である。そのときの感想をざっと箇条書きにして述べることとする。
- 内装はちょっとレトロで、温もりの感じられる印象。所々に木目調の部品が使われているのが良い。
- 私の乗った列車(一畑電車2100系)については、座席は通常のクロスシート、ロングシートの他、展望座席もいくつか設けられている。地方のローカル線ならではの配置だろうか。観光列車みたいで良い感じ。近年になって新車(一畑電車7000系)も導入されているが、そちらはまた違った光景だろうから、いずれ乗ってみたい。
- 電鉄出雲市駅から松江しんじ湖温泉駅までの所要時間は1時間程度。駅数が多いことを考えると致し方ないだろう(参考までに、一畑電車北松江線管内の駅数が全部で22駅、JR出雲市駅から松江駅までの駅数はわずか8駅)。のんびりと沿線の風景(特に宍道湖)を眺めるくらいがちょうど良い楽しみ方なのではないか。
- 雲州平田駅および一畑口駅で途中下車可能というのは、観光を兼ねたローカル線ならではの試みというところか。都会風のルールしか知らない身としては、割と新鮮なように思う。
- 一畑口駅ではまさかのスイッチバック。 公式の情報からすると、どうやら歴史的経緯によりそうなっているようだ。特に改修などされないまま現在に至るというところに、地方ならではの風情を感じるというところ。
次回予告?
今度一畑電車に乗るときは、大社線にぜひとも乗ってみたいものである。そして、できれば旧JR大社駅もあわせてこの目で見ることとしたい。