先月(2022年8月)、出雲大社から車で5分ほどのところにある稲佐の浜に初めて行ってまいりました。弁天島(岩山)に鎮座しているお社がいかにも神秘的で、出雲市内有数の「パワースポット」として注目を集めるのもよく分かるというものです(なお、祭祀されているのは豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)という神様で、安産や子宝に縁が深いとのこと)。
弁天島のすぐ前には賽銭入れが設置されております(もちろん、こちらもれっきとした神社ですので自然ではあります)。賽銭を投じて静かに手を合わせる参拝客もいくらかいらっしゃいました。
私自身も、こういった光景を目の当たりにすると、いくらか心が安らぐというものです。たまにはこの辺りで小一時間たたずんでみるのも良いですね。
ところで、この稲佐の浜は飛砂の防止と休憩設備の充実のために工事が行われているところですが、今年4月には弁天島近辺に立ち入ることができるようになっています。ただし、周囲は防音壁が張り巡らされていることから、専用のデッキを経由しなければならず、周辺の歩道から眺めることも難しいです。
このようなところから、現在こそ絶景とは言いがたい部分も確かにあります。しかし、周辺の景色や建物等をきちんと維持するためにはどうしても避けては通れない問題ですので、今は仕方ありません。その場の感情ばかりを優先してしまったがために後の世代に遺せなくなってしまうなれば、もはやどうしようもなくなります。
今回の工事により、将来まできちんと観光できるようになると良いですね。
島根県出雲市の観光スポット「稲佐の浜」の詳しい情報は以下からどうぞ。