なかなか発売されない復刻版名著
英作文(和文英訳)の往年の名著である『和文英訳の修業』(佐々木高政 著、文建書房)。その新装復刻版が金子書房より出版される旨の情報が以前より出回っています。実際、Amazonや楽天ブックスなどで商品ページが作成されており、予約受付中の状態になっております。
しかしながら、商品公開ページが作成されてからというもの、発売日が延びに延びて、一向に発売される気配はありません。記事公開時点では2023年12月13日ごろ2024年2月14日ごろ2024年8月25日ごろの発売予定となっております。以前に確認した情報では11月14日ごろ、その前は9月30日ごろでした。1 それだけに、本当に出るのか心配になってきます。
公式サイトにも情報はあるものの……
金子書房の公式サイトにも情報は一応出ております。以下のページをご覧くださいませ。
ただ、こちらの情報によりますと、発売日は12月27日ごろの予定となっております。上記よりも予定が2週間ほど遅くなっているのがお分かりいただけると思います。
2023/11/12 時点ではさらに延びて2024年2月29日ごろの予定になっています。
さらにその後、2024/04/21 時点ではまた延長しており、2024年8月31日ごろの予定となっております。
さらにその後、2024/07/21 時点ではまたまた延長しており、2024年10月31日ごろの予定となっています。本当に出るんですかね……。
最古の発売予定日は3年以上も前
ちなみに、WebArchiveには記録が残っており、一番古い情報で2020年9月10日の発売予定となっております。すなわち、既に延期が3年以上も続いているのですね。
金子書房も事態は把握しているようで、2020年10月の時点でお詫びを出しています。
果たして本当に出るのか?
上記の事実から私がもっとも懸念しているのは「果たして本当に発売されるのか」という点以外にありません。もしかすると、復刊の話自体がなかったことになるかもしれません。
コロナ禍が続いたことなどが理由で復刊作業が難航しているのかもしれませんし、権利関係の手続きが想定以上に煩雑で時間を要しているのかもしれません。ただ、第三者である私がいくら考えたところで推測の領域は出ませんから、出版社の発表を待つ他はありません(そもそも発表があるかどうかも分かりませんが)。とても辛い話です。
復刻版の出版社である金子書房は、『和文英訳の修業』と同じ著者の英文読解本『新訂 英文解釈考』2や英語表現本『英文構成法』3を出版している実績があります(どちらもかなり古い本ではありますが)。そういった事情もありますので、このまま話がお流れになるというのは、出版社にとっても辛いことと考えております。
いずれにしても、早期の発売を祈る他はありません。
参考書籍リンク
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脚注
- https://fedibird.com/web/statuses/110973596170697682 ↩︎
- 新訂 英文解釈考 – 株式会社 金子書房 ※1980年3月20日発売 ↩︎
- 英文構成法 – 株式会社 金子書房 ※1973年3月20日発売 ↩︎