私は何をするにも目先の結果のことしか考えられず、急いで成し遂げようとする癖があるように思う。要するに、何かをやろうとするのに、必要以上のスピードを求めすぎてしまっているのだ。
何をするにも、スピードは確かに大事だ。結果など、分かるものならすぐに分かるのが良い。だからと言って、事前調査や計画立案などせず、後先考えずに動いてしまうのでは良くない。時間や金銭の浪費につながってしまうし、何より疲労を過剰に背負いこんでしまうことにもなりうる。
急ぐのは急ぐべきときだけで構わない。急ぐ必要のないことまで急いでしまうと、自分自身に大きな負担がかかるのはもちろん、場合によっては周囲にも迷惑をかけてしまう。そして、何よりも大事なのが、急いだからといって大きな成果が得られるとは限らないことだ(重要でない些細なことで急いでしまった場合に、くたびれ儲けとなった事例は、数え切れないほどあるだろう)。
私はどうしても「すぐに、すぐに」と動いてしまいがちで、それだけ自分の心身にかなりの負荷をかけてしまっているように思う。「ゆっくりとくつろぐ」ということも大事であるということは、理論上は理解しているつもりだ。しかし、時間の大きな無駄だと内心思っているようで、思い立つと動いてしまう癖がなかなか抜けない。
「思い立った時に動ける」というのは大きなメリットがある反面、行動が無計画になりがちで結果的に大損となってしまうことも多い。我先に、と急ごうとしているときは特にそうだ。だからこそ、私はじっくりとしようとする習慣も身につけないといけないと思う。生き方や暮らし方に緩急をつけるようにするというものだ。
急ぐべきときには急ぐようにしないといけないが、必要のないことや時間をかけるべき物事などには、腰を据えてじっくりと取り掛かるようにする。このような過ごし方を、今日からでも少しずつ実践していければ良いかな、と思う。