この記事では、鳥取県内の喫茶店「すなば珈琲」について簡単にまとめることとします。
「すなば珈琲」の特徴
- 鳥取県発の、喫茶系のチェーン店です。鳥取県東部を中心に飲食店を展開している「ぎんりんグループ」ということです。(参考:すなば珈琲が東北に出店 「鳥取限定」を変えた理由:朝日新聞デジタル)
- 「スタバはないけど砂場ならある」という某知事のダジャレが店名の由来だそうです(ちなみに現在は鳥取県に何店舗かスターバックスが存在します)。
- 「鳥取県についてラジオ番組で問題提起をした」というところから、マツコ・デラックスに敬意を評しているらしいです。鳥取砂丘コナン空港店では感謝のメッセージを掲示しています(旧鳥取駅前店にあったのと同じものです。当記事の4ページ目を参照)。
- 珈琲メニュー以外は店舗によってまちまちで、専門店顔負けの海鮮丼を提供する店舗もあれば、普通の喫茶店程度の品数しかない店舗もあるため、実際に行く際はメニューの事前調査が必須です。
- 鳥取県・島根県のお土産物屋で売られている「すなば珈琲」ブランドの菓子類は、基本的に実店舗内では入手できないと考えて良いです。
- 「道の駅 神話の里白うさぎ」(鳥取市)においてはオフィシャルショップがあり、菓子やグッズ等を購入することができます(3ページ目を参照)。
- 鳥取市はコーヒーの購入額が日本一であった時期もありましたが、これはすなば珈琲の運営元の取り組みによるところが大きいようです。(参考:鳥取市がコーヒー購入額で日本一に | すなば珈琲)
公式サイト・SNS
主なメニュー
以下に紹介するメニューは、一部店舗では販売していないことがあります。事前に確認しておくと良いと思います。
砂焼きコーヒー
コーヒー豆の焙煎時に鳥取砂丘の砂を使用しているという、「すなば珈琲」ならではの一杯です。普通のブレンドコーヒーよりも香ばしさが強調されているのが特徴です。
キャラメルウインナーコーヒー
キャラメルシロップのかかったホイップに、程よい甘みのあるゴーフレットを添えて。見た目も味も大満足の、オススメの一杯です。(アイスも販売されています)
すなばパンケーキ
これでもかと盛られたフルーツに大量のクリームが乗っかった、「インスタ映え」すること間違いなしの特製パンケーキです。一人でガッツリ行くのも良し、シェアして食べるも良し!
もさ海老サンド
地元の特産品「もさ海老」をペースト状のミンチカツにして、ホットサンドとして販売されているものです。決してしつこくない、ほのかな甘みのある味わいが特徴です。
営業中の店舗
バードハット店
- 新鳥取駅前店のすぐ近くに位置しております。2024年5月ごろに新規開店したとのこと。
- 2階席も用意されており、新鳥取駅前店とはまた趣の異なる空間となっているようです。
- 開店が10時からとなっており、モーニングの時間帯が短いので、朝方に楽しみたい方は新鳥取駅前店へどうぞ。
新鳥取駅前店
- 鳥取駅前の地下道を上がってすぐのところに位置しています。2019年7月5日オープン。
- 旧店舗(下記参照)と比べて面積、席数ともに大幅に増えました。雨に濡れずに行けるようになったのも良いです。
- テイクアウト用カウンターも新設され、以前よりも利用しやすくなりました。
Art Place Sunaba Coffee
- 「とりぎん文化会館」の別棟1Fにある開放型の喫茶施設です。2020年11月24日にオープン。
- フードメニューも含めて、全体的にオシャレな雰囲気となっています。
- もちろん施設利用者でなくても入店は可能で、ふらりと立ち寄って休息するにもピッタリです。
- 市内中心部のオフィス街に位置しており、鳥取駅からバスで10分程度で行けます。
鳥取市役所店
- 新しい鳥取市役所庁舎の別棟2階にあります。すなば珈琲の看板が1階の階段付近に設置されています。
- 「券売機で購入する」「注文したものを取りに行く」などのカフェテリア方式が採用されています。なお、券売機は電子マネー「WAON」「nanaco」「QuicPay」に対応しています(2020年6月現在)。
- 2020年6月現在、土日祝日定休。定食・ラーメン等の販売時間は11時から15時までです。
- 市役所に勤務している方々の福利厚生施設も兼ねているためでしょうか、他店と比べると低価格に抑えられています。ただし、「鳥取和牛ステーキ定食」なる2,400円もの仰天メニューが用意されています。
道の駅 神話の里白兎店
- 「道の駅 神話の里白うさぎ」内にあります。テイクアウト専用店舗。
- 同道の駅には「オフィシャルショップ」があり、お菓子やグッズを購入することができます。(3ページ目を参照)
- 休憩用のカウンタースペースで、白兎海岸を眺めながらコーヒーを楽しむことができます。
- 一応路線バスも出ていますが、自動車でアクセスする方が現実的でしょうか。
道の駅 清流茶屋かわはら店
- 鳥取駅から車でおよそ25分のところにある「道の駅 清流茶屋かわはら」内の店舗。「二代目 村上水産」と共同使用のようです。
- メニューについては、珈琲やその他飲み物以外にも、観光客向けのお料理がぎっしりと並んでおります。村上水産とのコラボ店舗だからこそ実現できる品揃えなのかもしれません。
鳥取砂丘コナン空港店
- その名の通り「鳥取砂丘コナン空港」内にある店舗です。
- 空港内の店舗だけあって、窓からは滑走路等を眺めることができます。天候の良い日の眺望はなかなか良いものです。また、メニューもそれなりに豊富です。
- 鳥取駅からのリムジンバスで容易に行ける他、上述の賀露方面循環バスも停車するため、比較的アクセスしやすいと思います。
鳥取環境大学店
- 未訪問です。
- 「鳥取環境大学」学内施設のため、今後も立ち寄る予定はありません。
営業中の店舗(鳥取市外)
米子空港店
- 鳥取県西部の空の玄関口「米子鬼太郎空港」内にある店舗。
- すなば珈琲定番メニューから軽食、ガッツリとしたものまで、幅広く揃っております。
- 空港の割には公共交通機関でのアクセスもしやすく、空港自体もそれほど大きくないため、比較的アクセスは容易です。
- 「鳥取砂丘コナン空港店」同様、窓からの眺望はなかなか良く、そこもしっかりチェックしておきたいところ。
お菓子の壽城店
- 鳥取県随一の巨峰である大山の近くに位置する贈答品施設「お菓子の壽城」にあります。
- 1階がテイクアウト専用、2階が喫茶施設となっています。
- 喫茶施設のフードメニューの多さは随一で、事あるごとに地元特産品を用いたものが出されています。
- 大勢の観光客の受け入れに対応するためか、喫茶施設の面積は郊外のファミレス並とかなり広いです。
- 公共交通機関でのアクセスは考えないほうが良く、自動車の一択になるでしょう。
水木ロード店
- 鳥取県西部有数の観光地「水木しげるロード」のそばに位置しています。境港駅から歩いて10分もかかりません。
- 店内は割とこぢんまりしています。テイクアウト商品を買えば専用のテラス席で楽しむこともできます。
- たまにテイクアウトの営業しかやっていないことがあります(不定期のため予測がつきません)。
- 付近にはあまり駐車場がありませんので、電車かバスでのアクセスが理想的です。
高田松原店
- 岩手県陸前高田市にある「道の駅 高田松原」にて、運営再開となった2019年9月22日にオープンしたものです。
- 「すなば珈琲」初の県外店舗であり、現時点では唯一となっています。
- きっかけは、東日本大震災の折に「ぎんりんグループ」社長や従業員がボランティアとして岩手県を支援したことである、とのことだそうです。(参考:すなば珈琲が東北に出店 「鳥取限定」を変えた理由:朝日新聞デジタル)
閉店した店舗
賀露店
- 2024/07/23時点で公式の店舗リストから消されていることを確認済み。2022年頃よりずっと休業が続いており、そのまま営業終了となったと思われます。
- 賀露町地区の魚介市場「かろいち」内の店舗です。現在、臨時休業の状態が続いているようです。
- 鳥取駅からは、賀露方面の循環バスが1時間に1本程度のペースで出ております。最寄りのバス停は「かにっこ館前」です。
- 鳥取砂丘コナン空港までは徒歩で30分から40分程度で、天候がひどくなければ、運動がてらはしごをすることもできるでしょう。
ホープスター店
- 2024/07/23時点で公式の店舗リストから消されていることを確認済み。
- 鳥取駅前のビジネスホテル「バードステイホテル」内にある喫茶施設です。
- 和朝食やエビフライプレートなど、ホテルならではのメニューとなっています。
- 入居元のバードステイホテル自体が2023年4月ごろより無期限の休業となり、そのまま閉店となってしまった模様です。
鳥取駅前店(旧)
- 鳥取駅北口付近の鳥取銀行の向かいに位置していた店舗で、比較的分かりやすい位置にありました。
- およそ5年間続いていましたが、新店舗へ移転するため、2019年6月16日をもって閉店しました。
- 店内にはメッセージボードが備え付けられており、全国各地の来店者が来店記念にメッセージを貼り付けていました。
パレットとっとり店
- 鳥取駅北の複合型コミュニティ施設「パレットとっとり」に存在していた店舗。ビアホール形式の屋外店舗だったそうです。
- 時期は分かりませんが、2019/10/01現在すでに閉店しています(写真は跡地の様子)。
こくふ万葉の館店
- 鳥取市南部にある飲食施設「こくふ万葉の館」に存在していたとされる店舗です。
- 現在、「こくふ万葉の館」そのものの営業状況が不明となっています。
- 食べログの情報によれば、「すなば珈琲」自体は既に閉店している模様です。(情報求む)
気高町遊漁センター店
- 国道9号線沿い、「道の駅 神話の里白うさぎ」よりも西の方にポツリと存在する店舗です。
- 路線バスはあるものの本数は少なく、車でのアクセスが現実的でしょうか。
- 喫茶店としては大変珍しい「海鮮定食をいただける店舗」だったのですが、2019年7月初め、隣接する海鮮居酒屋の廃業に伴ってか、単なる喫茶店になった模様です(その後閉店しました)。
関連店舗
【閉店済】鳥取和牛 すなば牧場
- 2020年8月1日にオープンした焼肉店で、母体が「すなば珈琲」と同じとのことです。
- 郊外型の店舗が多数並んでいるところに位置しており、買い物ついでに立ち寄るのも良いかもしれません。
- 行ってみたいと思っておりましたが、その後実現しました。
村上水産 鳥取大砂丘店
- 鳥取砂丘の付近にある、海鮮料理を中心としたグルメが味わえる店舗です。
- 入り口右側に「すなば珈琲」の看板とメニューが掲示されています。詳細は不明。
- なお、村上水産は、すなば珈琲と共同でキャンペーン企画を行ったという実績があります。
KAnoZA IZUMO(出雲大社前 神門通り)
- 出雲大社の正門から歩いて5分程度のところに位置しています。
- 販売しているのは、すなば珈琲のコーヒーとこの店特製のソフトクリームやシュークリームくらいなもので、どちらかと言うと観光客向けの店舗だと思われます。
- 「KAnoZA IZUMO」の運営元である寿製菓株式会社は、すなば珈琲とのコラボ商品(菓子類)も製造、販売しています。
公式グッズ
オンラインショップ
2023年9月現在、以下の通り、オンラインショップが営業中となっております。コーヒー豆以外にも、公式グッズが多数販売中です。
「道の駅 神話の里白うさぎ」内
- 「道の駅 神話の里白うさぎ」1階にあるオフィシャルショップです。
- ソーサー付きコーヒーカップ、マグカップ、ドリップコーヒーなど、他の店では手に入りにくいものが販売されています。
[余談]「マツコ・デラックス様へ」(鳥取砂丘コナン空港店にて)
いつも鳥取県に並々ならぬ関心を持っていただき、また誰よりも応援(心配)してくださいまして誠にありがとうございます。
貴方様がMCを努める(注:原文ママ)番組「月曜から夜ふかし」で鳥取問題を数多く取り上げて頂き、それをきっかけに「すなば珈琲」をオープンするに至りました。
おかげさまで連日満員の大盛況となりまして、心より感謝を申し上げる次第でございます。
当店では、マツコ様がいつの日かご来店されるのを心よりお待ちしております。
いつお越しいただいても決して失礼のないようにと、専用の指定席とマグカップもご準備させていただきました。とびっきり美味しいコーヒーを淹れさせて頂きますので、ぜひともお立ち寄りくださいませ。
すなば珈琲一同
トリピーからの「ありがとう」メッセージ
なお、上記『月曜から夜ふかし』の放送に対して、鳥取県マスコットキャラクターのトリピーが感謝の言葉を贈ったこともあります。
関連商品
「すなば珈琲」の過去記事はこちら
鳥取県の喫茶店「すなば珈琲」に関する過去の記事は以下をご覧くださいませ。