
ゴールデンウィークも終盤に差し掛かってきた今日この頃、車で米子の方まで走ってきたついでに、前々から気になっていた「すなば珈琲」に立ち寄ってみることにした。
米子の「すなば珈琲」は大山寄りに位置している
米子の「すなば珈琲」は、お菓子を中心とした土産物屋「お菓子の壽城」の2階にある。
「お菓子の壽城」は「米子城」を模した施設でかなり目立つもので、今の時期などは、近くにある大山に観光に来るついでの人たちで賑わうことも多いのだとか。この日も夕方頃だというのに多くの乗用車やバスなどが駐車場に所狭しと並んでいた。
なお、最寄り駅こそ「伯耆大山駅」だが(米子駅ではない)、車やタクシーでないとまずアクセス不可能である。人によってはレンタカーの助けになるだろう。ただし、駐車場に至るまでの道が少々細いので、そこには気をつけること。
この「お菓子の壽城」、中も色々と不思議な空間ではあるのだが、当記事とはあまり関係ないので割愛する。またの機会にじっくり取材をしつつ書いてみることとしたい。
地元でしか味わえない「海老」を用いた「もさ海老サンド」

今回私が注文したのは「もさ海老サンド」。「もさ海老」版ミンチカツをサンドした、といったもの。いわゆる「ホットサンド」に当たり、温かい状態で提供される。細切りのフライドポテトも必ずついてくるようで、単品注文というのはメニューにはなかった。
この「もさ海老」、ミンチになってはいても、しっかり海老の味がしており、海老独特の香ばしい香りがしばらく口の中を漂っていた。時間がなかったのでそそくさと食べてしまったのがもったいない。もう少しよく噛んで味わうべきだったかもしれない。

拡大図。こうして見ると、ミンチにされているのが一種の海老であると言われれば、少しは納得できる、かもしれない。
なお、「もさ海老」というのは、水揚げ後に鮮度がすぐ落ちてしまうという関係上、地元鳥取県でしか味わえないとされる海老「クロザコエビ」のことである、らしい。
せっかくだから珈琲も注文:「砂焼き珈琲」

ホットコーヒーには普通のブレンドもあったけれども、「砂焼き珈琲」という文字に目が行ったので、とりあえずこちらを注文。見た目は普通のホットコーヒーである。
少々苦味が強いのが特徴で、ゆっくりとすすりながらいただくのがベストか。落ち着いた、くつろげる空間と見事に調和が取れている。
「サンドまつり」のはがきなどを受け取って終了
実は、鳥取県の一部喫茶店(すなば珈琲に限らず)において、サンドイッチ系のメニューを注文することで、プレゼントがもらえたり抽選に応募できたりするイベントが開催中だ。
私もこれが目当ての一つだったので、いつもらえるか、内心ドキドキしていたのだが、会計時にしっかりと応募用はがき等を頂戴できた。もっと余裕があれば、応募したり他の喫茶店に行ってみたりするのも良いかもしれない(ただ、対象店舗が軒並み鳥取市街地に集中しているのがネックだけれども)。
観光大使のサンドとアローラサンドには、鳥取県(願わくば島根県も)をもっと盛り上げて欲しいな、と思う。少なくとも香川県のヤドンと良い感じに張り合ってくれれば、もっと面白くなりそう。
ところで、この「すなば珈琲」、サンドイッチの他にも、カレーやデザート類といった定番ものも売っているし、なぜか海鮮丼までも提供している。一つ一つ味わってメニュー制覇してみるのも良いかも!?