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【将棋メシ】千駄ヶ谷の蕎麦店「ほそ島や」に行ってまいりました《東京都渋谷区》

東京都渋谷区千駄ヶ谷にある蕎麦店「ほそ島や」の暖簾

先日、東京都渋谷区千駄ヶ谷にあります蕎麦店「ほそ島や」まで足を運んでまいりました。その時のことを簡単に書いてみることといたします。

「ほそ島や」とは

ほそ島や」は、将棋ファンならば知らない方はいないであろうお店ですね。東京の将棋会館での対局において食事の出前を提供しているお店のうちの1つなのです。つまり、プロ棋士の皆様が召し上がっている「将棋メシ」を、実際にいただくことができます。

お店の創業も約45年前ということで、歴史も長いです。また、将棋の関係者以外にも、著名人の愛好者が少なくないそうです。また、近くに桜美林大学のキャンパスもあることから、通学者の利用もありそうですね。

なお、日曜や祝日は定休日で、土曜日もお昼のみの営業となっています。実際に訪問をお考えの方はご注意ください。

メニューは蕎麦以外にも多種多様

「ほそ島や」は蕎麦店を標榜しているというだけのことはあり、注文できる蕎麦も多種多様でございます。普通のかけそばや盛りそばをはじめ、天ぷらそばや山かけそばなど、本当に色々あります。

ただ、そばの他にうどんや丼も提供している他、カレーや中華そばまで頼むことができます。かつて藤井聡太竜王(六冠)がこの店のカツカレーを注文したことも話題となりました(「参考記事」参照)。他のプロ棋士の先生方についても、お蕎麦以外にも親子丼やカレーライスを注文される方が少なくないようです。それ以外にも、上記リンクの記事でも中華そばの話題が出ているということから、それぞれのメニューについて愛好者がいるらしいことが伝わってきます。

以下のお品書きの通り、これだけありますと、何を頼むか悩んでしまいませんか。

蕎麦店「ほそ島や」のお品書き

「鴨南ばんそば」いただきます

今回いただきましたのは「鴨南ばんそば」でございます(税込1,100円)。ネット中継の棋譜のコメント欄にその品名を見かけることはよくあり、棋士の中にも好んで召し上がっている方がいらっしゃるようです。

こちらの一杯について、何よりも特筆すべきなのは、歯ごたえ十分の鴨肉です。厚切りされたお肉が本当に美味しく、これだけでも贅沢なひとときを過ごせることでしょう。

蕎麦や出汁については主張しすぎない良い塩梅になっており、どんなシーンでもしっかり味わえそうなものに仕上がっていると思います。さすがに老舗というだけのことはありますね。

【余談】蕎麦文化のカルチャーショック

島根で散々食べた蕎麦と比べますと、やはり結構な違いを感じます。東京の蕎麦は割と白く見えますし、そば殻と思しきものも見えません(もっとも、関東ではこれが普通なのですが)。そして、出汁の味も結構濃く感じます。西日本では薄味が基本ですが、東日本だと濃いものが当たり前ということです。

ごく最近までほぼ西日本でしか生活したことのなかった人間からしてみると、多少の違和感はあります。こういったところでもカルチャーショックはあるものなのですね。たとえ話の上では知っていることであっても、このように実際に体感してみると、違いの凄さが印象に残ります。

もちろん、これだから不味いと言いたいわけではなく、これはこれで良いものではあります。それに、関東での暮らしも長くなりますと、こういったものにもそのうち慣れるでしょう。

補足

カップ即席麺の「うどん」や「そば」について、東日本用と西日本用が販売されているのは割と有名な話です。

店の雰囲気について

店内はこぢんまりとした昔懐かしい雰囲気で、私のような「余所者」であっても入りやすい感じでした。席数こそ限られてはいますが、相席すら快く受け入れてくれそうな空気で、とても馴染みやすかったです。店の方も割と話しやすそうで、人となりが良さそうに感じました。

こういった空気のお店ですと、リピートしたくなりますね。千駄ヶ谷の周辺に足を運ぶことがあれば、また立ち寄りたいところです。

ともあれ、今回もご馳走様でございました。また近いうちに更なるご縁がありますように。

東京都渋谷区の蕎麦店「ほそ島や」(店舗外観)

その他

参考記事

地図情報(Google Map)

東京都渋谷区の蕎麦店「ほそ島や」周辺の情報は以下よりご覧いただけます。

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