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【漫画】『潮が舞い子が舞い』完結していたので感想を書いてみる

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(上記スクリーンショットは公式試し読みページからのものでございます)

はじめに

作者が阿部共実さんということでこっそり追いかけていた連載漫画『潮が舞い子が舞い』ですが、2023年8月8日に発売の第10巻をもって完結となっておりました。

せっかく良い区切りを迎えておりますので、作品について少し感想を書くことにします。

作品の特徴

以前の連載作品『月曜日の友達』とは違い、グッとくるようなストーリー展開などはなく、ただただ高校生たちのとりとめのない日常が繰り広げられているというだけの作品です。

こういった作品は阿部共実先生の得意とするところで、以前から読み切りと連載を問わず「中高生たちの何気ない日常の切り取り」を数多く描いてきております。そのため、むしろ前の作風に戻ったとも言えるでしょう。

ただし、以前の作品と違うのは、登場人物の数が非常に多いというところです。そして、それぞれの人物の思考回路やバックグラウンドなどが適度に描写されているのもすごいところですね。

それでいて、キャラクターの描き分けもきちんとできているのがすごいと思います。それぞれについて個性が光っていて、意図せずしてモブになってしまっている人物がいません。どのキャラがどういった価値観を持っているかを眺めつつ、最後まできちんと展開を追えるようになっております。

感想まとめ

『潮が舞い子が舞い』(全10巻)
総合評価 :4.5

阿部共実先生が贈る、瀬戸内の高校生たちを中心とした群像劇。
とりとめのない話が数多い一方、あのとき過ごした日々のことを思い返しながら、思わず心打たれることも少なくありません。
こんな高校生活も送ってみたかったですね。

【公式試し読みページ】
潮が舞い子が舞い 【コミックス最終10巻発売中!】 | 阿部共実 | 試し読み・無料マンガサイトはマンガクロス

良かったところ
  • 一話ごとの「内容の重さ」がそれほどでもない分、読む時間や場所を選ばない
  • 一話完結の積み重ねのため、どの話からでも、どのページからでも話は入っていきやすく、敷居は低い
  • キャラクターごとの個性がはっきりとしていて印象に残りやすい
  • 一話ごとの展開を見ながら人間関係や背景などを想像、模索していける
  • 何気ない日常会話も多いが、時折思わずグッと来てしまう場面もあり、濃淡しっかり付けてきている
いまいちなところ
  • 特にストーリーらしいなどというものはなく、ある意味で「主人公不在」の物語のため、軸になり得るキャラクターがいない
  • 学校にトラウマをお持ちの方にとっては少々キツい展開が多くなるかもしれない
  • じっくりと時間をかけて読み続けるには少々軽いように感じる
  • 『月曜日の友達』のような作品を期待していた方にとっては期待外れだったかもしれない

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