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【祝】藤井聡太竜王名人、八冠達成おめでとうございます!(第71期王座戦五番勝負)

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王座戦五番勝負は藤井聡太竜王名人が制覇、そして……

本日、藤井聡太竜王名人(七冠)が、将棋タイトル戦の王座戦五番勝負の第四局を制し、王座タイトルを奪取しました。

この結果、藤井聡太竜王名人が前人未踏のタイトル八冠を達成しました。全タイトル制覇自体も、羽生善治九段以来、およそ27年ぶりのことになります。

短い間にも、紆余曲折、色々ありましたが、弱冠21歳での達成は本当に立派だと思います。本当におめでとうございます!

八冠制覇に際して

私自身も、将棋の一ファンとして、画面越しとは言えこの場に巡り合わせたことは、実に光栄で幸運なことでございます。

藤井聡太竜王名人に惹かれて再び将棋を追い始めたのですが、まさか、こんなにも早く、夢のような大記録を達成してしまうとは、思いもしませんでした。

ともあれ、今日は本当にめでたい日です!

今期の王座戦について

シリーズ全体

今期の王座戦は、第1局から第4局までずっと熱戦で、両者の棋力や気力が、互いにがっぷり四つにぶつかり合った印象でした。相手が永瀬拓矢前王座だったからこそ、ずっと目の離せない対局を演出することができたのだと思います。

藤井聡太竜王名人(新八冠)

いざ八冠達成というときになっても、「将棋の内容がよくなかった」などときちんと反省の弁が開口一番に出るというところ、本当に謙虚なお人柄だな、と思います。そして、相手の永瀬拓矢前王座のことをきちんと立てており、尊重するというところも、とても素晴らしいですね。こういった謙虚さに、私も含め多くの方々が惹かれているのだと思います。

藤井竜王名人は新たに歴史を刻むこととなりましたが、その道は短いながらも決して平坦ではなかったはずです。後手番が勝利した第1局と第2局、そして終盤になって逆転勝利を収めた第3局と第4局。今回のシリーズのこれらこそが、藤井竜王名人の将棋人生を象徴するものと言っても、決して言いすぎではないでしょう。

現在進行中の竜王戦七番勝負を含め、藤井聡太竜王名人にとってはこれからもタイトル戦の番勝負が続くことでしょう。そして、イベント等の業務も増えていき、多忙な日々を送ることは間違いありません。そんな中でも、これからも将棋にひたむきに向き合い、熱戦の数々を繰り広げていただけますと、とてもありがたいです。

最後に、繰り返しになりますが、藤井新八冠、本当におめでとうございました!

永瀬拓矢前王座

永瀬拓矢前王座にとっては、五連覇および永世位(名誉王座)のかかったタイトル戦でもありましたし、ある意味で最後の砦としての意地もあったと思います。特に第3局、第4局は永瀬前王座にとって有利な場面を作り出して藤井聡太竜王名人を追い詰めるところまで行きまして、もしかするとが起こるかもしれない、というところまでなってしまいました。

それでも、最終的には藤井聡太竜王名人の前に、2戦続けて逆転負けを喫してしまう形となりました。もちろん、これだけの名勝負を続けて繰り広げた永瀬前王座が弱いわけはなく、むしろ屈指の実力を誇っていたからこそのことだったのでしょう。それでも、藤井竜王名人の壁は、あまりにも厚かったと言えるでしょう。

緩手を指してしまったがために敗勢濃厚となったときの仕草には相当な悔しさが感じられましたが、おそらく本人は周りが感じるよりもすごいものだったのかもしれません。

ともあれ、将棋のプロ棋士としての人生はこれからも続いていくと思います。これからも邁進していただき、引き続き藤井竜王名人を始め、多くの棋士と名勝負を繰り広げることを願うばかりです。

第71期王座戦のリンク集

公式情報

挑戦者決定戦(○藤井聡太竜王名人 - ●豊島将之九段)

五番勝負 第1局(永瀬拓矢王座の勝ち)

五番勝負 第2局(藤井聡太竜王名人の勝ち)

五番勝負 第3局(藤井聡太竜王名人の勝ち)

五番勝負 第4局(藤井聡太竜王名人の勝ち)

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