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【雑記】批判と誹謗中傷の違いに関する覚え書き

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はじめに

とあるジャンルで、批判だの誹謗中傷だの、色々と話題になっておりました。そのため、個人的メモも兼ねて、現時点の見解について書き留めておくことといたします。

弁護士による見解記事

こういった違いについては、個人が思い込みでどうこうと述べるよりは、弁護士さんによる記事を探しながら学んでいった方が良いでしょう。「とりあえずググればなんとかなる」精神ですね。

「批判」と「誹謗中傷」に関する個人的な立場

「批判」

ある人物や団体などの振る舞いについて、対象に敬意を払いながら、筋道を立ててきちんと説明する。その場合、相手や周囲に対する尊厳はきちんと守るべきであって、決して害してはならない。

そもそも、対象はあくまでも行為であって人格ではないことに注意する必要がある。

「誹謗中傷」

対象の行為を誹るのみならず人格に対しても牙をむき、場合によっては潰しにかかる。対象について敬意を払おうなどとは考えてはおらず、しばしば自分や同調者の気分が晴れれば良いと思っている場合すらある。

尊厳を守るという共通点はあるものの、それはあくまでも自分側の人間だけのものという点で大きな違いがある。もちろん、相手の立場のことは考えてはいない。

簡単に言うと

自分の言葉によって相手がどう思うかをきちんと考えているのが「批判」。そうでないのが「誹謗中傷」あるいは「非難」。

「事実の指摘」なども行きすぎると名誉毀損が成立する

今となっては言うまでもないことですが、いくら公表されている事実であっても、それが誤解を招いたり一個人の尊厳を害したりするものであっては、名誉毀損罪が成立する場合があります(もちろん、公益性などを鑑みて成立しない例もあります)。

有名な例で言えば「破産者マップ」あたりになるでしょうか。

こちらは極端な事例ではあります。ただ、いくら事実だからといっても、それをもって誹謗中傷するようなことがあるとしたならば、お世辞にも褒められるとは言えません。

今や誹謗中傷や名誉毀損についての訴訟は珍しくなくなっています。たとえそうでなくても、誹謗中傷などは見ていて気持ちの良いものではありません。できることなら、なしで済ませたいものですね。

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