今の今まで全然知らなかったのですが、ブラウザの「Microsoft Edge」には「垂直タブ」という機能が付いています。この機能を使えば、普段上にぶら下がっている数多くのタブが、すべて左側のパネルに移動してしまうのですね。なお、あらかじめグループ化していれば、アウトラインを眺めるような感じでタブが表示されます。
ChromeやFirefoxでは、現状ネイティブではこういった機能は搭載されていません(拡張機能で実現することはできますが)。また、「Mac Safari」では「タブグループ」という機能で似たような環境を実現できます。ただし、そちらの方は案外しっくりこなかったこともあり、長続きしませんでした。
一方で、Edgeの場合は、全てのタブが見やすく利用しやすいようにアレンジされています。これにより、特に大型ノートパソコンや横長モニタでの作業が、以前よりもやりやすくなったように感じました。
また、Edgeの「サイドバー」にも独特の機能が備わっています。同じウインドウで作業をしていながらにして、ミニ画面を開いたり閉じたりすることができるのですね(ブラウザ版Gmailの右側に備わっている各種アプリのような感じです)。
しかも、そのミニ画面、あらかじめ備わっているMicrosoft製のアプリだけでなく、任意のページを登録することができてしまいます。そのため、「Todoist」や「Trello」のようなタスク管理ツール、あるいはWebで利用できる時計ツール(ストップウォッチ、タイマー)などとは非常に相性が良いです。
以上のような機能のおかげで、ブラウザ上で作業を進めるにあたりウインドウの上部と下部を行ったり来たりしなくても良くなりました。一回の動作こそ微々たるものではありますが、積もり積もれば大きな効果を生み出すもので、結構助かっています。
今までどうして使わなかったのか、自分の顔を殴りたくなるくらいの素晴らしい機能だと思います。ブラウザの利用率の再向上を目指すMicrosoftの本気ぶりが、よくよく伝わってきております。
もちろん、ChromeやFirefoxにも良さはありますし、状況に応じて使い分けていけたら良いかな、とも思っています。念のため。