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「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」を初めて現地観戦した話@東京ビッグサイト(東京都江東区)

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はじめに

この記事では、去る2023年11月19日に実施された「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の関東大会を現地で見たことについて簡単に取り上げております。

気分も高揚し、興奮しっぱなしで良い大会でした。見に行けて本当に良かったと思っています。

きっかけなど

2023年11月19日(日曜日)、東京ビッグサイトにて「将棋日本シリーズ」が開催されました。このイベントで実施されている「JTプロ公式戦」を見るには事前抽選に通過することが必要だったのですが、私も当選しておりましたので観に行くことになたわけです。

過去に何度も「ABEMA TV」などで大会の様子などは拝見していたのですが、やはり実際に目の当たりにするというのは大きな違いがありますね。

すでに各所で対局の解説や現地の様子のレポートなど公開されていると思いますが、私としても思うところはありましたので、少しまとめてみることといたします。

当日のイベントの流れ

「JTプロ公式戦」開始前

  1. 12時ごろより入場開始。このときは「テーブルマークこども大会」などが盛大に実施されている最中です。
  2. 14時30分ごろより出場棋士両名(藤井聡太JT杯覇者と糸谷哲郎八段)による対局前コメントと色紙の公開が行われました。色紙の意味合いなどについて本人から説明をいただいた後、両名は準備のため退場となりました。
    なお、このときは両名はまだ和服ではなくスーツ姿でした。
  3. 解説の佐藤康光九段、聞き手の安食総子女流二段、棋譜読み上げの飯野愛女流初段の3名が対局の展望や会場の様子など簡単に語り合っておりました。その後、対局前に振り駒を行う方の抽選を実施いたしました。
  4. こちらの3名を交え、テーブルマークの代表者およびマスコットキャラクター「コシノツヨシ」によるPRイベントが実施されました。
  5. PR終了後、今度は佐藤九段が中心となり、主に子どもや将棋初心者を対象とした公開将棋講座を実施しておりました。
  6. 15時30分過ぎより、「テーブルマーク こども大会」関東大会の決勝戦が実施されました(「低学年の部」「高学年の部」の2局)。このときから佐藤九段と安食女流二段は対局の様子を解説しており、飯野女流初段も読み上げに入っておりました。
    なお、持ち時間なし、1手30秒未満という厳しい条件にもかかわらず、両局ともに大熱戦となっておりました。
  7. 「テーブルマーク こども大会」の優勝者と準優勝者への表彰式が行われ、羽生善治九段(日本将棋連盟会長)が各者に直々に賞状を手渡しておりました。

「JTプロ公式戦」開始以後

  1. 「こども大会」の表彰式が終わり、解説者などが再び姿を現したのが17時10分ごろ。その後、両対局者の入場が行われました。演出のことは全く知らされていなかったのでビックリです。
  2. 壇上に立った両対局者が意気込みのコメントを述べ、対局場に向かいまして、対局を開始しました。
  3. 途中で封じ手が実施され、解説や「コシノツヨシ」などと一緒に封じ手クイズが実施されました。クイズの解答用紙は入場時にいただくようになっています。
  4. その後に休憩が実施され、その間に係員に「封じ手クイズ」「勝利者予想クイズ」の解答用紙を渡すようにします。
  5. 休憩後、対局が再開して終局まで指されました。結果は言うまでもありませんね。
  6. 両対局者が解説を交えて簡単に感想戦を行ったあと、「JTプロ公式戦」表彰式が行われました。賞状を読み上げたのはもちろん羽生会長でした。
  7. その後、順番に退場し、対局の勝利者によりお見送りいただくことになりました。本当に良い記念になりました。

【参考】「JTプロ公式戦」の公式X(旧Twitter)アカウントのポスト

感想

イベント会場の様子

東京ビッグサイトのホールのうち、「東1」から「東3」までを丸々使用していたということもあり、かなり広かったです。さすがにコミックマーケットなどの一大イベントで使われるだけのことはありますね。

ただ、席数は多かったものの、遠くからだと会場の様子を直に見れなかったのが辛かったです。モニターは各所に用意されていたのですが、私としてはやはり近くで見たかったので、巡り合わせが悪かったとしか言いようがありません。

また、「JTプロ公式戦」当選者や「こども大会」出場者およびご家族の方々などが多数入場されておりました。その分、自由席が多く設けられているように思いましたが、案外席を確保するのが難しかったです。ステージ近くの席はすぐに埋まってしまうので仕方ないとはいえ、遠くの席も結構埋まっており、入場者数の多さを思い知らされました。

後は、JTプロ公式戦の対局が始まるまではわりとゆるい雰囲気であり、会場展示物を見たり物販スペースで物を買ったりしやすい時間帯だったと思います。とはいえ、物販には多くの人が並んでいたこともあって、私は少し遠慮してしまって結局何も買えなかったのですがね(苦笑)。

対局について

あの有名なお二方が生で対局をやっている様子を見ることができるというのは、やはり良いものがありますね。

上にも書いた通り、ステージから離れたところにいましたので、大盤操作の様子や対局者の表情などはあまりよく分からなかったのですが、それでも面白いものを見ることができて良かったと思います。何と言っても、普段はモニター越しでしか見ることのできない光景を実際に目の当たりにできているというのが、実に良いのです。

ただ、JTプロ公式戦に限り、会場内消灯の上ステージのみ点灯していたということもあり、結構目がキツかったというところです。集中して見て欲しいがゆえの配慮なのでしょうが、LEDライトが結構まぶしく光ってて、まるで巨大モニターを凝視せざるを得なくなっていたように感じます。

また、「勝利者棋士によるお見送り」を実現させるため、会場来場者の退場にもかなりの時間がかかってしまいました。その分、勝利者を間近で一目でも見ることができて本当に良かったのですが、この辺りはトレードオフというところなのでしょうか。

ギャラリー

会場展示品

ステージ周辺

その他

終わりに

イベント中は色々ありましたが、本当に良い思い出になりました。何より、藤井聡太八冠を、八冠になっている時点でお目にかかることができたというのが、非常に大きいです。もちろん、糸谷八段や羽生九段など、有名なプロの先生方を見ることもできて本当に感激しました(特に羽生先生にもお目にかかれたのがかなり嬉しいです)。

藤井八冠については、近いうちに他のイベントやタイトル戦などでお目にかかることがあるかもしれません。ただ、それはそれとして、初めて生で見ることのできたこの瞬間の想いや感情は、ずっと大切にしたいところですね。

大会情報

公式情報

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の詳しい情報は以下よりどうぞ。

会場の地図情報(Google Map)

会場となった「東京ビッグサイト」周辺の地図情報は以下よりご覧いただけます。

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