岡山県だからこその、桃太郎と家来がモチーフのマンホールでございます。
はじめに
2021年7月下旬より、倉敷市内の4か所において、ポケモンが描かれているマンホール、通称「ポケふた」が設置されています。具体的な内訳は、鷲羽山展望台に1枚、美観地区周辺に3枚です。
今年の元日早々、これらのマンホールを見に行くことができましたので、記録等を簡単に記しておくこととします。
ギャラリー
モチーフについて
以下に挙げる通り、各ポケモンたちは童話「桃太郎」に登場するキャラクターを想起させるものになっています。背景については、倉敷市内の各観光名所というところでしょう。
- 「ルカリオ」(青枠):桃太郎、瀬戸大橋の眺望
- 「ケンホロウ」(黄緑枠):キジ、白壁の蔵屋敷
- 「ワタシラガ・サルノリ」(白桃枠):サル、川舟流し、綿花
- 「アゲハント・ポチエナ」(薄紫枠):イヌ、倉敷川の千本桜
余談
少々マニアックにはなりますが、実は倉敷市は「桃太郎伝説」とはあまり関係がありません(まったくゼロというわけではありませんが)。岡山県だからというだけで桃太郎のモチーフが選定された可能性が高いです。
桃太郎に関わりの深いスポットとして代表的なものは、総社市などに点在する古墳、総社市のミステリースポットである「鬼ノ城」、あるいは岡山市の「吉備津神社」や「吉備津彦神社」あたりです。
その他にも魅力あるスポットが岡山には多数あります。「ポケふた」巡りのついでに、桃太郎ゆかりの地を訪れるのも悪くはないかと思います。
「ポケふた」までのアクセス
鷲羽山展望台
- 展望台の入口付近、「鷲羽山レストハウス」前に設置されています。割と目立つため発見は容易と思われます。児島ICから車で15分から20分くらいすれば到達可能です。
- 駐車場は何ヶ所かありますが、いずれもレストハウスより下段にあたるため、設置場所までは階段を上がることになります。結構段差がきつくて段数もそれなりにありますので、ポケふたに到着するまではひと苦労します。安全面および眺望の面を考えれば、雨天や荒天の日は避けておくのが無難です。
- なお、レストハウスに最も近い駐車場については、階段をあまり登らずに済むメリットこそありますが、駐車可能なスペースが十数台程度しかありません。繁忙期ともなれば、下の広い駐車場まで蜻蛉返りすることになる可能性が高いです。
- 駐車場までに至る道も、カーブがきつく勾配も急な部分があります。慎重な運転が要求されると考えて良いでしょう。
- 路線バスはJR児島駅などから出ているものが一応ありますが、本数は少なく実用的とは言えません。
美観地区周辺
- 3枚とも、JR倉敷駅南口から歩いて30分の圏内にあります。1時間ほどあれば余裕で全部見つけることができるかと思います。倉敷駅などでレンタサイクルを借りるのも良いでしょう。
- 車でアクセスする場合は、なるべく市営駐車場を利用する方が良いです。付近のコインパーキングよりもかなり割安の料金で利用することができます。
- 一応、民間のコインパーキングも多数設置されていますが、街中の観光地だからなのか、15分や20分につき300円以上かかるところが複数あり、気づかないうちに高額請求されることにもなり得ます。利用する場合は価格表をしっかり見るようにしましょう。
- 「ケンホロウ」(黄緑枠)は「えびす通り商店街」の南口、美観地区の区域内に設置されています。倉敷駅から最も近い場所にあり、発見も容易です。
- 「ワタシラガ・サルノリ」(白桃枠)は「倉敷市芸文館」のホール前にあります。最寄りのバス停から歩いてすぐそこにあり、こちらも発見には苦労しないと思います。
- 「アゲハント・ポチエナ」(薄紫枠)は「倉敷市立自然史博物館」の入口前に設置されています。「倉敷市立中央図書館」に隣接した建物で、大きな市営駐車場も目印となります。
鷲羽山展望台から美観地区までの所要時間
- 特に道路が混雑していなければ、展望台から美観地区までは車で45分程度で到着可能です。
- 高速道路を利用するとしても、料金の割に大した短縮にはならず、時間的に一般道利用の場合とあまり変わりありません。カーナビによるガイドも一般道の利用が優先になるかと思います。
- ただし、倉敷市の中心部には、美観地区などの観光名所の他、大型の商業施設も多数ありますので、土休日は渋滞が予想されます。時間に余裕をもって計画を立てるのが良いでしょう。
【感想】全部廻り終えてみて
実のところ、道中目立った混雑に遭うことなく、事前に予想したよりも短時間で済んでしまいました。元日だったからということもあったでしょうし、観光シーズン中ならもう少し時間がかかるところだったと思います。
鷲羽山展望台に設置された分については、思ったほどの苦労はしませんでした。ポケふたも簡単に見つかりましたし、付近の展望台から見える瀬戸大橋や瀬戸内海の光景にも、思わず見惚れてしまっておりました。月並みな言葉ではありますが、本当に絶景です。ただ、日頃から身体を動かしておかないことには、階段を登り切っただけでも息が上がるかもしれません。
美観地区周辺に設置されている分についても、駐車場探しに少し苦労はしたものの、いざ巡り始めたら案外すぐに3枚とも見つかりました。そういうわけで時間的な余裕もでき、以前から気になっていたラーメン店に立ち寄ることもできました。元日ということで街中の人混みもさほど見られなかった、というところが大きな要因かと思います。
ちなみに、この日は山陰の広範囲で雪に見舞われていたということもあり、行きしなにおいて少々無茶をした形にはなりましたが、それだけの価値はあったと思います。ただし、色々とトラブルがあったことも事実ですし、今後極力こういったことはしないようにしたいとも思っています。
一方、午後からは天気が少し快方に向かったこともあり、帰路は割とスムーズでした。
いずれにせよ、無事にポケふたの数々を目に焼き付けることができて本当に良かったです。山陰に戻った当初も「長時間のドライブ、本当にお疲れ様」などと自分に言い聞かせておりました。
今後の予定
今後についてですが、香川県や兵庫県淡路市の設置分をまず狙ってみようと思います。とは言っても、新型コロナウイルスが再度広がっていますので、状況が落ち着くまでは、見合わせるしかありませんけれども。
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