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【雑記】SNS上で元同僚から詐欺師だと突っ込まれて猛反論していた投資会社社長が、結局出資法違反で逮捕された件

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今回の事件について

上記の事件において、今回逮捕された4名の容疑者のうち、投資会社社長を名乗っている方について注目が集まっています。

というのも、以前、元同僚を名乗っている方が、逮捕された投資会社社長に対して詐欺をしていると、X(旧Twitter)上で直接ツッコミを入れていたのですね。そのときに社長側が反論した1のですが、Xのポストにしてはかなりの長文だったこともあり、一部で話題となっていたようです。

しかも、この投資会社社長、一部報道によれば、今年4月には既に本人の自宅などに家宅捜索が行われていたということです。もちろんその旨はご本人のXのアカウントなどには表明されておりませんでしたが、警察からはずっとマークされ続けていたようです。警察は随分前から証拠を固めていきつつ、地道に捜査を続けていたんですね。

最終的には、本人による長い長い反論だけが虚しく残ってしまったという印象です。

過去にも注意喚起が

この人の名前を検索すると「詐欺師」だの「被害者」だの色々と出てきております。特に、国連との関わりがある慈善団体からは注意喚起が3度にわたって出されていたようです。しかも、2度目は社名を出されておりますし、3度目に至っては「詐欺」とまで書かれております。

団体側も名前を勝手に使われて風評被害など被っていたでしょうから、こうして注意喚起等を出すのも当然と言えるでしょう。

また、通常だと、こういった場合は名指しされた側が「事実無根」として取消しを図ろうとしたり、あるいは名誉毀損などのために開示請求を行ったりするものだと思うのですが、少なくともそういった話は実際はなかったようです(ポストなどで示唆はしておりましたが)。

この事件の教訓

悪い人に実名も匿名も関係ない

本当に悪いことやってたら実名でXやらないでしょ」とも逮捕された本人は書かれておりました。2 しかし、結果はご存じの通りです。

別の事例で言えば、著名なゲームクリエイターが実名でXをやっておきながらインサイダー取引に手を出しており、それがもとで有罪判決をもらっているということもありました。3 すなわち、実名でSNSをやっていようが、悪いことをやっている人は実際にいるのですね。

SNS上で実名を表明しているからといっても、犯罪行為をしていないという証明にはなりません。やはり、リアルとネットを問わず、日頃の行いの積み重ねこそが何よりも大事なのだと思います。

本人の話だけを聞いて納得しない

今回逮捕された投資会社社長さん、いずれにしても、数々の言葉で自分は詐欺師ではない善良な人だと吹聴したかったようです。ただ、周りの人は騙せても、結局警察の目はごまかせなかったようですね。

怪しい話には乗らないのはもちろんですが、本人や当事者の話はもちろん、できれば第三者の話もきちんと聞いておかないと、詐欺の被害者のごとくコロリと騙されることもあります。一見当たり前のことですが、いざというときに忘れてしまうことが多いため、詐欺も一向になくなりません。今後とも気をつけたいところです。

また、この方に限らず、詐欺師は悪知恵だけはよく働くので、次から次へと、ターゲットも手口も変えてきます。だからこそ、常日頃から用心するに越したことはありません。

動画資料(外部)

ポンジスキームに関する解説動画

【参考】SNSを利用した投資詐欺の手口について(関西テレビ)

今年5月下旬に逮捕された事例。なお、こちらの事件については、既に第1審(地裁)で執行猶予付きの有罪判決が出ております。4

脚注

  1. https://twitter.com/funakoshi_yohei/status/1699068545475440669 ↩︎
  2. https://twitter.com/funakoshi_yohei/status/1698660548714606650 ↩︎
  3. 中裕司被告に有罪判決。『ドラクエ』『FF』の開発状況を巡るインサイダー事件で追徴金1億7000万円と罰金200万円。懲役は2年6か月、執行猶予は4年に | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com ↩︎
  4. 【速報】3人に執行猶予付きの有罪判決 「マーケットピーク」の暗号資産で不正な投資持ちかけ 大学生などを勧誘 マルチ商法で特定商取引法違反の罪に問われ(関西テレビ) – Yahoo!ニュース ↩︎

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