こちらの記事では、東京の秋葉原地区にあります「万世橋酒場」(万世麺店)について取り上げています。
まもなく閉店し、万世の「排骨麺」の歴史に一旦のピリオドが打たれることになります。何とも嘆かわしいですね。
「万世麺酒場」(万世麺店)について
すでに多くの方がご存じの通り、秋葉原にある「肉の万世 秋葉原本店」は今月末をもって閉店することとなっております。ということは、万世ビル同施設の1階にある「万世麺酒場」(万世麺店本店)もなくなってしまうこととなり、「万世麺店」ブランドが完全に消え去ることにもつながります。
万世麺店自体がここ数年で次々と姿を消していっており、「万世麺酒場」が最後の砦となっておりました。しかし、とうとう終止符が打たれようとしているというところです。ひそかな名物とされていた「万世の排骨(パーコー)麺」が食べられる日も、あとわずかとなってしまいました。
なお、同じ秋葉原地区に「アキバプレイス店」が25日にオープンしたばかりですが、そちらの店舗には「万世麺店」の商品が出るという情報はありません(記事公開時点)。
万世麺店の「排骨(パーコー)麺」
「肉の万世」の店舗は関東一帯に多くあるものの、「排骨麺」が売られている店は上記1店舗のみとなっています。ただ、かつては数店舗設けており、「排骨麺」メニューページも設けられているほどなので、ある程度注力はしていたものと思われます。
万世の拉麺は歯ごたえ、のどごしが違います。肉屋ならではのクセになる味のスープと排骨(パーコ)をはじめとしたお肉の具、たっぷりボリュームの拉麺です。
ラーメン、パーコーメン/メニュー:肉の万世
「万世橋酒場」閉店後、上のようなメニューがどうなるか気になるところです。
そもそも「排骨」とは
「排骨」(パーコー)とは本来は骨付きの(豚)バラ肉のことだそうですが、現在は骨なしの厚切り豚肉の揚げ物などの呼び名としてもなっているとのことです。
実際に食べてみた感想
醤油ベースのあっさりスープに太めの縮れ麺といった組み合わせは、昔懐かしい東京風の中華蕎麦を想起させますね。さすがに、東京生まれならではといったところでしょうか。具についても、排骨が目立つ他は、メンマやもやしなどが少量入っているのみです。
ただ、このようなあっさり味だからこそ、主役の排骨の味わいが引き立つというものです。ジューシーな排骨の衣にスープがしみこみ、旨味がより深くなっていくようです。また、排骨の旨味もスープに伝わっているようで、見事な相乗効果を生み出している感じがします。
このように「排骨」の味わいをじっくり噛みしめたいものです。ただ、あまりに時間をかけすぎると麺がのびてしまうので、悩みどころではありますよね(苦笑)。
このように単品でいただくのはもちろん良いのですが、ビールなどのお供にもよく合いそうです。〆の一杯としてはちょっと重すぎる気もしますが、それ以外の場面でいただく分には本当に良いものだと思っています。
ギャラリー
終わりに
今回、閉店が決まったことは本当に残念です。ただ、秋葉原の万世ビルも老朽化が進んでおり、経営自体もコロナ禍などで不振が続いているということで、閉店も致し方ないという他はありません。
私自身、昨年関東に越してから一度くらいは食べてみようと思ったのですが、結局この1度が最後ということになりそうです。ただ、きちんと食べることができただけでも恵まれていると思うしかないでしょう。
ともあれ、今回もご馳走様でございました。また近いうちに更なるご縁がありますように。いや、本当に。
店舗情報
公式情報
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地図情報(Google Map)
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