少し前、平日のお昼頃に出雲大社に立ち寄った際に撮影したもの。正門勢溜の鳥居は、ほとんど雲の見られない青空のもと、この日も変わらぬ姿を見せていた。
このときは新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が39県で解除されてからまだ間もない頃合いで、参詣に訪れる方はほとんどいなかった。外出自粛ムードがまだ続いており、従来とはまるで違う光景が広がっていたのだった。そんな中で青々とした神々しき風景を存分に堪能することができたのは、出雲市民さまさまである。
しかしながら、つい先日に緊急事態宣言が全都道府県で解除され、現在は平日休日を問わず人通りが戻りつつあるように感じられる。このままの小康状態が続けば、いずれ出雲大社近辺でも、かつての賑わいを取り戻すものだろうと思う。そのため、上記写真のような光景を見られるのは、実質、残りわずかであろう。
今はただ、少しでも状況がさらに好転することを祈るばかりだ。ちょうど、このような好天に恵まれた大社一帯のように。